読書 2022年6月25日 せめて、人間らしく 人間にとって教養とはなにか 橋爪大三郎 SB新書 “教養”とはなんだろう? 教養課程、教養書、教養深い、・・・。なんだか前にも考えたことがあるような。というか、いつも時々、考えてしまう。 “生きるために必須ではない知識” …
読書 2022年5月21日 小説とのつきあい方 物語のなかとそと 江國香織 朝日文庫 私はあまり小説を読まないほうでした。“でした”と過去形にしているのは、最近わりと読むようになったつもりだからです。 それまで読んでいた本は哲学、宗教、思想、歴史などの人文科学、生物学 …
読書 2022年5月7日 地獄の沙汰も「言葉」次第 地獄の楽しみ方 京極夏彦 講談社文庫 我々は「言葉」を用いてやりとりしています。しかし言葉には様々な制限、限界があります。 うまく言えない、伝わらない、話ベタ、勘違い、誤読。そう、この世界は言葉という使いにくい道具を使っ …
読書 2022年3月4日 「読む」を読む 「読む」って、どんなこと? 高橋源一郎 NHK出版 この本は、「読む」ことを真剣に考える人の頭に、”風”を吹き込んでくれます。 まあ、”風”といっても、追い風もあれば逆風もあり、台風もありますが。ともかく、我々が日ごろ行 …
読書 2022年1月15日 読書とは自分を彫り出す作業であり、本はその道具である 「大学」に学ぶ人間学 田口佳史 読書記録によると、私が『大学』に初めて触れたのは2014年の12月だったようです。そのあたりからイモづる式に中国古典を読み漁り始めたようです。 その後、『孝経』『中庸』『孟子』『論語』など …
読書 2021年12月14日 古典との向き合い方 賢者の習慣 アーノルド・ベネット 渡部昇一 訳 ま、これも本屋でぶらぶらしているときに、ふと目に入った本です。読書について、とくに“古典”への向き合い方について良いことが書いてあったので、紹介します。 古典は、昔から残っ …
読書 2021年12月7日 人生を耕す本 カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー 原卓也 訳 新潮文庫 ただのミステリー小説なのか。まったく内容を知らなかった読前から読み進めてくると、なんとなく殺人事件を中心としたミステリー小説のようにも感じる。 しかし、そこには …
読書 2021年10月24日 大型書店の魅力 久しぶりに行ってきました。大型書店。学会出張のついでなのですが、比較的余裕をもって訪れることができたので、ゆっくり見て回ることができました。 コロナが収まりつつある雰囲気ではあっても、「こんな機会はそうそう取れないぞ」と …
読書 2021年9月19日 本との別れ 今日、100冊以上の本と別れました。 まあ、ありていに言えば売却したのです。購入した時の100分の1か、それ以下の値段となってしまいます。 売って元をとるものではありません、本は。売ってしまった本との出会いによって、きっ …
読書 2021年9月12日 良い本と出会うために 本は次から次へと生まれてくる。面白そうな本も次から次へと本屋に並んでいる。眼に入る。 ある本との出会いは、ある人にとっては素晴らしい出会いとなるかもしれないが、また別の人にとっては、繰り返しの内容を確認するだけとなる。 …