本の紹介

随筆は世界を言葉で解き、小説は世界を言葉で創る

こんな感じで書いてます 群ようこ 新潮社 “恥ずかしながら、群ようこさんの小説はまだ読んだことがないのです”と書こうとしたら、群ようこさんは小説家というよりは随筆家であったのでした。ますます恥ずかしい。 小説をやっと最近 …

本の紹介

見えるモノを減らせば、見えないものが見えてくる

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 佐々木典士 ちくま文庫 やましたひでこさんの「断捨離」、近藤麻理恵さんの「片づけ」、あるいはその源流とも言えるカレン・キングストンさんの『ガラクタ捨てれば自分が見える』など、モノを減らす …

仕事

人も社会も塩加減

西夏の青き塩 五十嵐力 文芸社文庫 先日、久しぶりに家族で中華料理店に行ってきました。外食することは時々あるのですが、妻いわく中華料理は「塩分が多い」とのことで、最近は行くことが少なくなっていました。 家族の健康、とくに …

本の紹介

神様の作用は

小説の神様 相沢沙呼 講談社タイガ さて、「小説の神様」は存在するのでしょうか。私は最近、存在するような気がしてきました。 それも、一神教のような絶対神ではなく、人それぞれが持つ八百万の神様のようなものが、あるのかもしれ …

医学

風邪とのつきあい方

風邪の効用 野口晴哉 ちくま文庫 2023年8月27日、次男の熱発を皮切りに始まった、我が家の新型コロナウイルス感染症。またたくまに三男、私、長男、そして妻と、一通り感染しました。やっと収束が見えてきたこの週末です。 発 …