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カナリアの導くものは

カナリア外来へようこそ 仙川環 角川文庫 さまざまな“過敏症”を訴える患者さんが訪れるクリニック「カナリア外来」を舞台に、それぞれの患者さんを取り巻く物語が繰り広げられます。 過敏症の原因は特定のにおいであったり、日光で …

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答えはないけど、目標はある

医療者が語る答えなき世界―「いのちの守り人」の人類学 磯野真穂 ちくま新書 人類学者という、医療者側でも患者・家族側でもない“第三の目”から医療を俯瞰的に見た良書です。 医療を見る目、つまり視座や視点にはさまざまあるでし …

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マインドワンダリング実践編

直観脳 岩立康男 朝日新書 前回の記事ではマインドワンダリングについての概要を感じていただけたかと思います。そこで、今回はマインドワンダリングをいかに実践したらよいかが分かる一冊を紹介いたします。 実はこの本にはマインド …

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ときにはボンヤリしましょう

マインドワンダリング モシェ・バー、横澤一彦 訳 勁草書房 マインドフルネスについては、皆さんもよく聞いたことがあると思います。呼吸など身体の動作や感覚に集中して、あるいは浮かんでは消える思考に執着せず受け流していくよう …

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自分の役割とは

赤ひげ診療譚 山本周五郎 新潮文庫 山本周五郎氏の作品を読んだのは『さぶ』に続いて2作目です。この作品は黒澤映画でも有名な物語ですね。“赤ひげ”は人情味あふれる理想的な医者の代名詞としても使われています。 『さぶ』の物語 …

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自分が手のひらに握るものは

手のひらの音符 藤岡陽子 新潮文庫 書店で偶然みつけた本でした。この本と出会って、読んで本当に良かったと思いました。 藤岡陽子さんの作品では以前も『満天のゴール』を紹介させていただきました。『きのうのオレンジ』もとても良 …

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本は剣よりも強し

読書を自分の武器にする技術 尾藤克之 WAVE出版 記録によりますと、私はこれまで読書に関する本を128冊読んできました。この本が128冊目になります。 さまざまな読書を進めつつ、自分の読書を見直すためにも多くの読書関連 …

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この星での生き方

人間の土地 Aサン=テグジュペリ 堀口大學 訳 新潮文庫 『星の王子さま』を初めて読んだのは、高校を卒業して大学受験浪人をしていたときでした。 当時は今のような読書習慣もなく、アガサ・クリスティーの推理小説などをときどき …

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技術や知識を活かすために

ノンテクニカルスキルの磨き方 日本航空 KADOKAWA 年明け早々に発生した能登半島地震に続いて、1月2日に起こった日本航空機衝突事故は記憶に新しいところです。 まれに見る大事故にもかかわらず、乗務員の指示と乗客の行動 …

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仕事を俯瞰する

給食のおにいさん 遠藤彩見 幻冬舎文庫 給食の思い出というと・・・、私は食べるのが遅いほうだったので、焦って食べていた記憶や、あまり肉が得意ではなかった記憶があります。 牛乳を飲んでいるときに笑わせられるといった定番の悩 …