哲学

人新世は「人」しだい

人新世の資本論 斎藤幸平 集英社新書 ”カオル死んで石兄さん自白・・・” カンブリア紀、オルドビス記、シルル紀、デボン紀、石炭紀、二畳紀、この辺りが古生代。近年話題のカンブリア大爆発や三葉虫などが有名ですね。 三畳紀、ジ …

哲学

内なる価値と外なる価値

世界は思考で変えられる 東田直樹 河出書房新社 ひとことに自閉症といっても、その症候や程度には幅があり、一律的定型的なものではありません。 そのため、自閉症スペクトラム障害(Autism spectrum disorde …

哲学

「量子論」は「科学」と「宗教」の架け橋だ

死は存在しない 田坂広志 光文社新書 人は死ぬからこそ、死なないように健康でいようとがんばるし、死ぬまでは楽しく生きられるようにします。趣味や娯楽を楽しみ、より良い生活を求め、仕事をして生きがいを目指します。 では、「死 …

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続・修身教授録

続・修身教授録 森信三 致知出版社 私は、この本が販売されているのを見かけて、とるものもとりあえず無意識五秒で発注いたしました。 到着してからはそれまで読んでいた本をすべて取っ払って、この本の1ページをめくったのでありま …

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「禅」で”心力”を鍛える

禅脳思考 辻秀一 フォレスト出版 「禅」は、瞑想やマインドフルネスと同様に人間の心を整えるメソッドとして、古くから仏教の禅僧を中心に行われてきました。 また、禅の心は様々な日本文化に根差しています。(『禅と日本文化』の記 …

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”自分”づくりの物語

少年 川端康成 新潮文庫 川端文学の知られざる名編として、最近ネットでもよく話題に出ている。同性愛的な記述が騒がれているようだが、私はこの本に「“自分”を形成する過程」の物語を読ませていただいた。 人は生まれて後の境遇や …

哲学

書けないときは、読んでみよう

ライティングの哲学 千葉雅也 山内朋樹 読書猿 瀬下翔太 星海社新書 ブログを書いていると、どうしても“書けない!”ということがあります。私もこのブログを、当面は週1で更新しようとしておりますが、1週間経過が近づいてくる …

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ブレインテックと「善」

ブレインテックの衝撃 小林雅一 祥伝社新書 もちろん、華々しいブレインテックに感銘を受ける内容であるが、それと同時に“病気や障害と人間との関係とは“、と改めて考えさせられる本であった。 とくに人間の個性、人となりに関わる …

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「職人」のルーツ

職人の日々は禅 阿部孝嗣 開山堂出版 我々医療関係者も含め、どんな職業でも「職人」としての属性があると思います。ではその「職人」とはどういうものか。どういう考え・ルーツに基づくものか。 「職人」については以前も永六輔さん …

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読書とは自分を彫り出す作業であり、本はその道具である

「大学」に学ぶ人間学 田口佳史 読書記録によると、私が『大学』に初めて触れたのは2014年の12月だったようです。そのあたりからイモづる式に中国古典を読み漁り始めたようです。 その後、『孝経』『中庸』『孟子』『論語』など …