上下関係

若い社員、医局員や研修医など、職場の若手は、積極的に職場の雰囲気を良くするようにしないといけない。

くたびれた上司と一緒にブーブー言わない。

上司のグチに「ふんふん、そうですね」とつきあっているのも必要だけれど。グチにのって自分も同じようにグチっていてもしょうがない。

また、よくやるのが上からのグチや文句を、そのまま下にたれることだ。

『大学』にも書かれている。

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上に惡(にく)む所を以て下を使う毋(な)かれ

下に惡(にく)む所を以て上に事(つこ)うる毋(なか)れ

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上司に不平不満の気持ちをいだいていても、その気持ちを下にぶつけたり、別のかたちで押し付けてはいけない。上司に怒られたからといって、その怒りを下にぶつけるのは最低である。

同様に、下に対する不満を持っていたとする。たとえば働かないであるとか、言うことを聞かないであるとか。それを自分が同様に上司に対して行うわけにもいかないから、下の悪口を上司に言うとか、そういうことをしてはいけないということだろうか。

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だれでも、立場の上下位置は違っても、必ず上下関係の人間はいるものである。部長であっても社長がうえにいる。研修医であっても、たとえば学年が下の研修医であるとか、学生とか。

社長や会長の上は・・・、そこまで登ったらあとは「天」であるとか、自分の「良心」「人間学」を上にいだいて生きるのがよいか。

また、決して日頃の上下関係があるわけではないけれど、職務上の性質やその場のシチュエーションで指示する側とされる側になることは多い。たとえば研修医と看護師であるとか。

なので、これはなにもいわゆる「中間管理職」という立場にいる人間の話だけではないのだ。人間は必ず上や下との関係はあり、大事である。

年度が替わり、様々な人事異動があると思う。昇進したからといって後輩を使うことや、後輩とうまく付き合っていくことを考えるだけではなく、新入社員、研修医として上司との付き合い方だけを考えるのでもない。

常に自分に上の立場の人間と下の立場の人間との間に存在することを自覚すべきである。上下関係のような垂直な関係だけではない、家族や友人、あるいは職場の同僚など水平的な関係との調整も必要である。

『大学』では、次のように続く。

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前に惡(にく)む所を以て後ろに先んずる毋(なか)れ

後に惡(にく)む所を以て前に從(したが)う毋(な)かれ

右に惡(にく)む所を以てひだりに交わる毋(な)かれ

左に惡(にく)む所を以て右に交わる毋(な)かれ

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それぞれの立場に合わせて、考えていきたい。

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