生き方

自分の物語を紡ぐ

物語思考 けんすう 幻冬舎 物語とは何でしょうか。物を語ることでしょう。物とは何でしょうか。語られる内容であり、それは何でもいいでしょう。ただ少なくとも、その内容には主語(主部)と述語(術部)が必要なのではないでしょうか …

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この星での生き方

人間の土地 Aサン=テグジュペリ 堀口大學 訳 新潮文庫 『星の王子さま』を初めて読んだのは、高校を卒業して大学受験浪人をしていたときでした。 当時は今のような読書習慣もなく、アガサ・クリスティーの推理小説などをときどき …

生き方

仕事を俯瞰する

給食のおにいさん 遠藤彩見 幻冬舎文庫 給食の思い出というと・・・、私は食べるのが遅いほうだったので、焦って食べていた記憶や、あまり肉が得意ではなかった記憶があります。 牛乳を飲んでいるときに笑わせられるといった定番の悩 …

生き方

敵を知り己を知り道具を知れば百戦殆うからず

きみのお金は誰のため 田内学 東洋経済新報社 老後2000万円問題、新NISA、物価値上がりなどの話題。身近では異動して変わった給料。子供の進学と今後。そういったお金に関わることも気になっていたこの頃でした。 普段なにげ …

生き方

スマホを捨てよ、本を読もう

華氏451度 レイ・ブラッドベリ 伊藤典夫 訳 早川書房 「読書好きとしては必ず読まなければ」と思っていた本です。やっと読みました。 舞台は、本の所持や読書が禁止され、本を見つけしだい燃やされてしまう近未来設定の世界。そ …

生き方

誰もがフツーに生きている

弟は僕のヒーロー ジャコモ・マッツァリオール、関口英子 訳 小学館文庫 ダウン症の弟ジョヴァンニを持った兄である著者の、自伝的な物語です。家族や学校など周囲の人々との人間関係、そして主人公の成長が描かれています。 主人公 …

生き方

人間関係の“習い事”

アニメ療法 パントー・フランチェスコ 光文社新書 “学びて時に之を習う 亦楽しからずや“(『論語』学而第一) 一つのことを学んだあとには、それを繰り返し実践することによって自分の身につき、利用可能なものとなります。 「知 …

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本は百薬の長

本を読むだけで脳は若返る 川島隆太 PHP新書 読書は運動、瞑想などと並んで人間にとってメリットしかない行動と言われます。適度な食事や睡眠とともにこれらを生活に取り入れることは人間として良く生きるコツです。 もちろん過ぎ …

生き方

医療とは智に働き、情に棹さし、意地を通すもの

神様のカルテ、神様のカルテ2、神様のカルテ3、神様のカルテ0 夏川草介 小学館文庫 私は、いわゆる“医療もの”の物語はキライでして、長らくこういった医療ものの小説やドラマは避けてきた気がします。 そうではありますが、最近 …

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人の繋がりと”心の栄養”

満天のゴール 藤岡陽子 小学館文庫 地域医療や死生観という、人が生きるうえで大切なことでありながらも現代医療において影の薄い部分について、現役看護師である作者ならではの視点で描かれた作品です。 患者さんはもちろん、人間に …