本の紹介

音楽をとっかかりに世の中を見る

ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる 片山杜秀 文春新書 今年は、ベートーヴェンの生誕250周年だそうです。 新型コロナウイルス感染症の影響で、大規模な演奏会は難しく、年末恒例の『第九』演奏も危ぶまれる状況ですが、音楽な …

本の紹介

まず歩き出してみることの大切さ

面白いことは上司に黙ってやれ 春日知昭 光文社新書 仕事においては、雑用やルーチン業務をこなすことも大事なことです。しかし、それをこなしながら、新たな一歩を常に意識しないと、いつまでも雑用をこなすだけになってしまいます。 …

本の紹介

子供に「心の栄養」を

将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる! 松永暢史 すばる舎 まあ、自分の子供が「学力が高い子」、「できる子」になってもらわなくてもいいですが、「読書好きな子」にはなってほしいと思います。 読書を生き方の一部とする私 …

本の紹介

人工知能を「鏡」にして「意識」を考える

クオリアと人工意識 茂木健一郎 講談社現代新書 赤いマジックペンのフタはなぜ赤いのだろう。赤ペンだから赤いのは当たり前ですが、なぜ「赤」に見えるのでしょう。 それは、フタの材料が、赤以外の光を吸収して、赤い光のみを反射し …

本の紹介

木から森を感じ、言葉から背後の世界を感じる「暗黙知」

暗黙知の次元 マイケル・ポランニー 高橋勇夫訳 ちくま学芸文庫 「私たちは言葉にできるより多くのことを知ることができる」 この有名な言葉は、いろいろな場面で実感することがあります。どうしても言葉では表せないこと、教えたい …

本の紹介

試験対策でない「歴史」の勉強は、楽しい

ペルシア帝国 青木健 講談社現代新書 学校での歴史の勉強は、大きく地域ごとに分けて教育される。だいたい世界史と日本史に分かれている。世界史の中にも西洋史があり、東洋史がある。 しかし、歴史は「スキマ」が面白い。 その「ス …

本の紹介

「孤独」を見直してみませんか

孤独よ、こんにちは。 枡野俊明 PHP まったくもって、仏教は人間の生き方ガイドだと思います。生活の送り方のみならず、不安やストレスといった心の問題や人間関係など、様々なことをガイドしてくれます。 上座部仏教は幾分個人的 …

本の紹介

どんな人も、一歩進んだ部下になるために

参謀の思考法 荒川詔四 ダイヤモンド社 「リーダー」の行動、考え方に関する本は、数多く出版されています。このブログでもいくつか紹介していますが、『貞観政要』などもそうでしょう。(参照:『貞観政要に学ぶリーダー論』) 有名 …

本の紹介

「言葉」を切り口に『論語』を読み、『論語』を知ろう!

すごい論語 安田登 ミシマ社 「論語読みの論語知らず」という言葉が、よく言われます。 「論語読み」はまさしく、『論語』を読むことでしょう。そして、その内容や意義もある程度理解しているのでしょう。 もしかして学校の教科書で …

本の紹介

「量子論」は、「科学」と「宗教」の架け橋かもしれない

運気を磨く 田坂広志 光文社新書 田坂氏については私の読書生活のなかでも重要な位置にある、なんて勝手ながら考えさせていただいております。 氏には思想、未来、経営、人生、仕事、成長、あるいは技法といった、数多くの著作テーマ …