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好きなことから幅広い勉強

電車が好きな子はかしこくなる 弘田陽介 交通新聞社新書 私は電車が好きである。最近の鉄道好きには、〇鉄、△鉄など細分化されているきらいがあり、なんとなく全体的に好きというのでもいいのではないかと思う。 電車関係の遊びとし …

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教わる側の姿勢

教わる力 牧田幸裕 ディスカヴァー携書 アンテナというのは大事である。いくら電波が飛び交っていても、アンテナがなければ拾うことができない。同様のことは、教育でも考えられる。 教育の要素としては教える側(たとえば上司や先生 …

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宗教と共に生きる

塩狩峠 三浦綾子 新潮文庫 宗教とはなにか。生き方の指針、苦難のときの助け、いろいろあるでしょう。 今回紹介する三浦綾子さんの『塩狩峠』は、宗教に基づいて生きるとはどういうことか、を感じさせ、考えさせてくれる本です。同時 …

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読書と人生

人生論としての読書論 森信三 致知出版社 森信三先生(明治29年愛知県生まれ、平成4年11月逝去)は教育者であり、哲学者であり、私の尊敬する人間学の師であります。 代表的な著書の『修身教授録』は、先生の教育者時代の講義録 …

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しなやかマインドセットを

マインドセット「やればできる!」の研究 キャロル・S・ドゥエック 草思社 「しなやか」「マインドセット」。あまり日常で使わない言葉が二つ並ぶ。 まず、「マインドセット」とは、様々な出来事に対して自分がどう考えるか、とらえ …

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絵を描くということは

芸術脳の科学 塚田稔 講談社 「芸術脳は生まれつきではなく、シナプスの可塑性にもとづく学習と記憶によって後天的につくり出されるという」 私には「絵心がない!」と胸を張っている君たち。「絵心」とは、「絵を描こうとする気持ち …

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トップナイフと人間の生き方

トップナイフ 林宏司 河出書房新社 今月からはじまるテレビドラマの原作である。 テレビドラマはもとより、医療系ドラマはほとんど見ない私であるが、職業柄興味をひかれたので読んでみた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ …

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「成長」を求めて

なぜ、優秀な人ほど成長が止まるのか 田坂広志 ダイヤモンド社 著者の田坂広志氏はプロフェッショナル論をはじめ多彩な著作を著しています。私は、『知性を磨く』を最初に読ませていただき、「知識から知恵へ」の考えにすっかり感銘を …

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職場での教育のあり方

小さな会社でぼくは育つ 神吉直人 インプレス 後輩の教育をどのようにしていったらいいのだろうという上司、指導者の方。逆に指導を受ける側の新入社員、研修医をはじめとする新人の方。その両方ともに読んでほしい本です。 職場にお …

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医療における「対話」の重要性

対話する医療 孫大輔 さくら舎 「対話」とはどんなものでしょう。「会話」や「話し合い」よりも「結論」を導きだすことを重要視するものであります。一方で、「議論」や「討論」よりは「結論」を一つに決めようというものでもありませ …