本の紹介

「抽象化」を使いこなして世界の見方を変える

具体と抽象 世界が変わって見える知性のしくみ 細谷功 dZERO なんとなく、「具体的」というと分かりやすい印象を受け、「抽象的」というと分かりにくい印象を受けます。 たとえばAさんはおっとりした人だ、Bさんは厳しい感じ …

本の紹介

これからの時代を生きるための「新しい考え方」

ハイ・コンセプト ダニエル・ピンク 大前研一訳 三笠書房 現代およびこれからの時代に対する様々な心配は後を絶ちません。 VUCAの時代の到来と言われています。つまりVolatility(変動性)、Uncertainty( …

本の紹介

人間とは何か―人工知能を切り口に考える

人間のトリセツ―人工知能への手紙 黒川伊保子 ちくま新書 私が黒川さんの著作として初めて読ませていただいたのは、『英雄の書』でした。といってもこの本でまだ2冊目ではありますが。 『英雄の書』も、いずれご紹介したいと思いま …

本の紹介

何のために勉強するのか、何のために学校に行くのか

勉強するのは何のため? 苫野一徳 日本評論社 「何のために勉強するの?」と、自分の子どもに聞かれたら、どう答えようかと思ってしまいます。小学校低学年のあたりはそうでもないかもしれませんが、高学年や中学、高校と内容も難しく …

本の紹介

仕事や人生に「レベル上げ」は無い

修業論 内田樹 光文社新書 人生に「レベル上げ」は無い、と最近感じている。 「レベル上げ」という言葉は、私が勝手に言っている言葉だと思っていたが、意外と普及しているようである。ネット上でもよく見られる。 ゲームの中でも、 …

本の紹介

硫黄島から手紙が届いています

十七歳の硫黄島 秋草鶴次 文春新書 私はクリント・イーストウッドの映画『硫黄島からの手紙』は見ていない。そもそもあまり映画は見ない。小説と同じく、もう少し映画も見た方が良いのかもしれない。 (ちなみに今回の舞台である硫黄 …

本の紹介

仏教は「心」の仕組み、働き、使い方を教えます

《唯識》で出会う未知の自分 仏教的こころの領域入門 横山紘一 「無意識」はフロイトやユングにより近代になって考えられ応用されてきましたが、仏教では大昔から「無意識」の思想が存在しました。 今回ご紹介するのは、仏教における …

本の紹介

人は「下座行」で磨かれる

掃除道 鍵山秀三郎 PHP文庫 鍵山秀三郎氏は、自動車部品販売で有名なイエローハットの創業者です。 氏の「凡事徹底」や「掃除道」といった考え方は、とくに大企業の経営者や様々な施設の長に浸透し、赤字経営の改善や職場環境の改 …

本の紹介

「分人」という新しい人間観でもっと生きやすく

私とは何か 「個人」から「分人」へ 平野啓一郎 講談社現代新書 我々は、相手によって様々な態度を使い分けています。会社では上司にペコペコしたり、そうかと思えば部下にはガミガミ怒ったり。 自分もそういうことはあります。さら …

本の紹介

モンゴル帝国で切る「世界史」

世界史の誕生 岡田英弘 ちくま文庫 私は高等学校では「地理」を選択しました。なので、「世界史」や「日本史」は勉強していません。中学校では少し勉強しましたが。以上。 それでいいのでしょうか。まあ、いいのでしょう。 しかし、 …