本の紹介

読書の根幹

読書からはじまる 長田弘 ちくま文庫 速読、積読、ノートにまとめる、いろいろな読書法が言われています。しかし、それらは読書という樹木の枝葉のようなものだと思います。 こういった読書法は、本を「情報」の源と考え、本から「情 …

本の紹介

人生はある意味「演奏」ですよね

音楽家の名言 檜山乃武 ヤマハミュージックメディア 歴史に名を残し、そして今も聴かれ続ける音楽を残した音楽家たちも、一つの道を究めた我々の先輩といえるでしょう。 その音楽家の残したものは彼らの音楽だけではありません。彼ら …

医学

脳の実働部隊としての「手」

手に映る脳、脳を宿す手 Göran Lundborg 砂川融監訳 医学書院 個人的な経験から考えても、医師の仕事において「手」は非常に重要だと感じています。 「触診」というものがあります。実際に患者さんのお腹を触ったり …

本の紹介

読書家への妙薬

本は10冊同時に読め! 成毛眞 知的生きかた文庫 この本は、私の読書に対する姿勢を大幅に変えてくれた本です。 著者の成毛眞氏は書評サイト「HONZ」を主催されております。読書の世界においてもトップリーダーと言ってもよい人 …

本の紹介

「霧」の中で出会った温もり

天然理科少年 長野まゆみ 角川書店 なぜこの本を読んだのか。当時の私は、今ほど本は読まない、いや、ほとんど読まない人間であった。 そのころ、自分は大学受験の予備校生であり、初めての一人暮らしをしていた。高校時代から“理系 …

本の紹介

多読家への良薬

読書について ショウペンハウエル 岩波文庫 この本、読むことに抵抗がありました。「多読はダメ!」と書いてあることは以前から薄々知っており、比較的多読派である自分の読書を否定されるのだろうと思っていました。 多読を行う読書 …

仕事

父親のための人間学

父親のための人間学 森信三 致知出版社 森信三先生の教えは以前ご紹介した『修身教授録』に込められていると思います。「人間としていかに生くべきか」を追い求めた先生の思想が詰まった、人間にとって必読の一冊です。 この本は先生 …

仕事

外科医を通して学ぶ仕事術

7000人の子の命を救った心臓外科医が教える仕事の流儀 高橋幸宏 致知出版社 あまり、こういう本を読んで他の医療者の話を聞くのは好きではありません。自分も医師として、医療そして手術をする立場にあります。だから医療関係の話 …

勉強・教育

読書の見方、考え方

「深読み」読書術 白取春彦 三笠書房 「読書術」に関する本はたくさんあります。中でもこの本は、かなり高密度に読書の真髄が込められた本だと思いました。 最近、久しぶりに付箋の部分を読み返してみました。なんとなく自分のオリジ …