未分類

この一年を考える

この2021年も、当ブログをお読みいただき、ありがとうございます。 『十牛図』の話で始まった今年の記事ですが、はたして自分は自分の「牛」をみつけられたのか、あるいは「牛」をてなずけることができたのか、はては「牛」にとらわ …

仕事

よい悪人を目指す

悪人の作った会社はなぜ伸びるのか? 曽和利光 星海社新書 やはり人間は、様々な側面を見せるほうが人間らしいのではないでしょうか。田坂広志氏の「多重人格」、平野啓一郎氏の「分人」、あるいは吉本隆明氏の「対幻想」といったもの …

哲学

つみと罰

罪と罰 ドストエフスキー 工藤精一郎 訳 新潮文庫 最近、こういったしっかりした(?)小説を読まねばと思って、前々回にご紹介した『カラマーゾフの兄弟』に続けてドストエフスキーのこの作品を読んでみた次第である。 いずれも大 …

勉強・教育

古典との向き合い方

賢者の習慣 アーノルド・ベネット 渡部昇一 訳 ま、これも本屋でぶらぶらしているときに、ふと目に入った本です。読書について、とくに“古典”への向き合い方について良いことが書いてあったので、紹介します。 古典は、昔から残っ …

哲学

人生を耕す本

カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー 原卓也 訳 新潮文庫 ただのミステリー小説なのか。まったく内容を知らなかった読前から読み進めてくると、なんとなく殺人事件を中心としたミステリー小説のようにも感じる。 しかし、そこには …

勉強・教育

真の”エデュケーショナル”とは

最近、手術の前の計画(手術の手順を計画したり、予測される手術の様子を考えたりすること)で、画像解析ソフトなどを用いるものの、結構な手作業を強いられ苦労することがある。 医療においても最近は、画像解析ソフトや3D作成技術が …

哲学

職業・役割を「道」に高めることが大切

弓を引く人 パウロ・コエーリョ 山川紘矢 山川亜希子 訳 KADOKAWA パウロ・コエーリョは、どうやって弓道のことをこれほど知ったのだろう。読んでみてまずはそう思った。“著者について”をみると、“彼は死をもてあそび、 …

医学

客観的な絵と主観的な絵

客観的な絵と、主観的な絵があると思います。客観的な絵の代表は、写真です。主観的な絵というのは、主観度の幅もあると思いますが、各々が描いた絵だと思います。 客観的な絵は、あらゆる事象を均一に捉えています。写真は、目の前のこ …

仕事

人間として自立するための「愛」

幸せになる勇気 岸見一郎 古賀史健 ダイヤモンド社 「愛」とか「幸せ」というのは、きわめて抽象度の高い言葉だと思います。そのため、時と場合によってさまざまな解釈ができます。 状態でもあり、行動でもあります。感情でもあり、 …

仕事

「達人」ってどんな人?

達人のサイエンス ジョージ・レナード 中田康憲訳 日本教文社 どんな職業にしても、できればその道の“達人”になりたい。みなさんもそう思うでしょう。しかし、“達人”とは何でしょうか? 仕事や技術、あるいは武道などにおいて、 …