科学

人間らしさを生み出す、生々しい「脳」

脳を司る「脳」 毛内拡 講談社ブルーバックス 脳の複雑な機能、そこから生じる“人間らしさ”は、「脳」という生々しい臓器の、実に生物的な性質によって成り立っている、ということが良く分かる本です。 「脳では神経細胞のネットワ …

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病は気から

「病は気から」を科学する ジョー・マーチャント 服部由美 訳 「病は気から」という言葉がある。 一般的には病気の発症や進行は“気持ち”次第であり、気の持ちようによって良くもなれば悪くもなる、という意味だと思う。 東洋医学 …

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ブレインテックと「善」

ブレインテックの衝撃 小林雅一 祥伝社新書 もちろん、華々しいブレインテックに感銘を受ける内容であるが、それと同時に“病気や障害と人間との関係とは“、と改めて考えさせられる本であった。 とくに人間の個性、人となりに関わる …

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「妄想」で世界を拓くためには

妄想する頭 思考する手 暦本純一 祥伝社 ふとした思いつき、あらぬ方向へ及ぶ考え、なんとなく感じる“違和感”。「妄想」こそ、人間ならではの能力ではないか。もちろんAIには妄想は難しいだろう。 病的になれば被害妄想など困っ …

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「認知バイアス」と仲良く生きる

認知バイアス 鈴木宏昭 講談社ブルーバックス 認知機能とは、記憶、思考、理解、計算、学習、言語、判断など能力を指し、人間が人間らしくこの複雑な世の中を生きていくうえで大切な機能です。 今回ご紹介する本は、その認知機能に関 …

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「最善」を導きの星として

医師は最善を尽くしているか アトゥール・ガワンデ みすず書房 この本は、医師の患者に対する姿勢や考え方、著者が「パフォーマンス」と呼ぶものについて、実践例をふんだんに取り込んで書かれた本です。 医師としての根本的な姿勢や …

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「文明病」から身を守る生き方

最高の体調 鈴木祐 CrossMedia Publishing 「体が資本」って、よく言いますよね。ここでの「資本」とは、何か活動を行うための元手や設備のことでしょう。例えば、しっかり仕事をするためには、丈夫な身体を保ち …

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思考OSのアップグレードが必要です

「宇宙の音楽」を聴く 伊藤玲阿奈 光文社新書 この本、スイスイ読めました。400ページ近くあり、書店にならぶ他の新書たちのなかでも、やや厚めの本書。でも、買ったその日に一気に読んでしまいました。 ビジネス書やハウツー本に …

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スマホを通してみる脳と現代社会

スマホ脳 アンデシュ・ハンセン 久山葉子訳 光文社新書 スマホとのつきあい方を考えさせてくれる本です。 スマホが人間の脳に与える影響を、多くの研究をもとに科学的な立場から説いています。さらに、ではどうしたらよいかという点 …