歴史

世界を支え、数学の面白さを教えてくれる「e」

世界は「e」でできている 金重明 講談社ブルーバックス 数学関係の本について書き出すと、「私は数学が嫌いでした」で始まってしまいます。 以前ご紹介した『論理ガール』の記事でもそうでした。でも、それはちんぷんかんぷんな授業 …

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「職人」のルーツ

職人の日々は禅 阿部孝嗣 開山堂出版 我々医療関係者も含め、どんな職業でも「職人」としての属性があると思います。ではその「職人」とはどういうものか。どういう考え・ルーツに基づくものか。 「職人」については以前も永六輔さん …

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人生を耕す本

カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー 原卓也 訳 新潮文庫 ただのミステリー小説なのか。まったく内容を知らなかった読前から読み進めてくると、なんとなく殺人事件を中心としたミステリー小説のようにも感じる。 しかし、そこには …

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世界の見え方が変わる、『資本論』

武器としての「資本論」 白井聡 東洋経済 今の日本を考えると、物質的な豊かさではほぼ世界最高レベルなのに、幸福度や教育については、あまりパッとしません。なぜでしょうか。 政治では経済対策が第一に推し進められて、「お金さえ …

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思考OSのアップグレードが必要です

「宇宙の音楽」を聴く 伊藤玲阿奈 光文社新書 この本、スイスイ読めました。400ページ近くあり、書店にならぶ他の新書たちのなかでも、やや厚めの本書。でも、買ったその日に一気に読んでしまいました。 ビジネス書やハウツー本に …

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乱世を生きるための人間関係

『キングダム』で学ぶ最強のコミュニケーション力 馬場啓介 集英社インターナショナル 私はもともとマンガを読まないほうです。それでもわずかながらハマって読破したマンガもありました。最近は一家で『鬼滅の刃』にハマっており、マ …

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音楽をとっかかりに世の中を見る

ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる 片山杜秀 文春新書 今年は、ベートーヴェンの生誕250周年だそうです。 新型コロナウイルス感染症の影響で、大規模な演奏会は難しく、年末恒例の『第九』演奏も危ぶまれる状況ですが、音楽な …

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試験対策でない「歴史」の勉強は、楽しい

ペルシア帝国 青木健 講談社現代新書 学校での歴史の勉強は、大きく地域ごとに分けて教育される。だいたい世界史と日本史に分かれている。世界史の中にも西洋史があり、東洋史がある。 しかし、歴史は「スキマ」が面白い。 その「ス …

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「言葉」を切り口に『論語』を読み、『論語』を知ろう!

すごい論語 安田登 ミシマ社 「論語読みの論語知らず」という言葉が、よく言われます。 「論語読み」はまさしく、『論語』を読むことでしょう。そして、その内容や意義もある程度理解しているのでしょう。 もしかして学校の教科書で …