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読書は自分のためならず

書斎の鍵 喜多川泰 現代書林 過去とその後遺症が、現在の生き方に影を落としている主人公。夢や希望を“働く原動力”に変える優秀な新入社員。 『書斎のすすめ』という本でわずかにつながっていた二人は、さらに深いつながりによって …

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ゆくゆくは読書会?

読書会入門 山本多津也 幻冬舎新書 本を読んでいると、かならず「この考えは良い」だとか「これは知らなかった!」などピンとくることはあり、そこに付箋を貼るなどして記録しておく。 それをメモのようにしてノートにまとめたり、書 …

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主体性を身につけるには

主体性は教えられるか 岩田健太郎 筑摩選書 今日は卒後臨床研修の研修修了証交付式に出席した。人が比較的多く集まるのも久しぶりであり、少し新鮮な感じがした。 挨拶や修了証交付の流れが粛々と進むのみであった。しかし、この2年 …

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国語はいかに大事か

祖国とは国語 藤原正彦 新潮文庫 著者の藤原正彦氏は数学者である。数学者というのは、私の子どものころの印象では、“冷たい”雰囲気で日々数式を相手にしている人という感じがしていた。 しかし、たいていの子どものことの印象とい …

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過去の影のもとで生きる

朗読者 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂 訳 新潮文庫 読書の仕方にも黙読、音読などあり、まずほとんど黙読していることが多いと思う。分かりにくいところを、ときどき小声で音読してみることはある。 他に、読み方(速読とか精 …

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禅と日本文化

禅と日本文化 鈴木大拙 著 北川桃雄 訳 岩波新書 鈴木大拙は時代としては1870年(明治3年)、石川県金沢市に生まれました。ということで、あの西田幾多郎と同じ出生年、出生地、そして学友でもあり、その後も終生の友人であっ …

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歴史や世の中は「分かりやすい」ものではない

戦火のサラエボ100年史 「民族浄化」もう一つの真実 梅原季哉 朝日選書 第一次世界大戦以前は、王朝や帝国は多様な民族を強大な権力でまとめて支配していた。オスマン帝国、ロシア帝国、オーストリア・ハンガリー帝国といった具合 …

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量子論と生命

量子力学で生命の謎を解く ジム・アル=カリーリ、ジョンジョー・マクファデン 水谷淳 訳 SB creative 「量子論なんて、最近出てきた不思議な物理理論で、私たちの生活には関係ないでしょ。いくらものすごく低い確率でブ …

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芸術とのつきあい方

芸術とはなにか 千住博 祥伝社新書 「芸術の見方」というと、そういったノウハウ的な考えで芸術を見たくないだとか、見られたくないと感じることもあります。 しかし、文字や言葉と違って、芸術がポンと目の前にあるとき、それがあな …

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「無意識」を活かして生きる

「無意識」はすべてを知っている 町田宗鳳 青春出版社 フロイト、ユングと「無意識」について研究を進めた先人達により、その構造であるとか、性質についてはある程度の概念として捉えることができるようになりました。 「無意識」と …