勉強・教育

文化の表現手段としてのゲーム

文学としてのドラゴンクエスト さわやか コア新書 ドラクエ(ドラゴンクエスト)は文系で、FF(ファイナルファンタジー)は理系だ、と感じていたことがあります。そもそも、文系・理系という分け方もいろいろ問題はありますが。 な …

勉強・教育

せめて、人間らしく

人間にとって教養とはなにか 橋爪大三郎 SB新書 “教養”とはなんだろう? 教養課程、教養書、教養深い、・・・。なんだか前にも考えたことがあるような。というか、いつも時々、考えてしまう。 “生きるために必須ではない知識” …

勉強・教育

地獄の沙汰も「言葉」次第

地獄の楽しみ方 京極夏彦 講談社文庫 我々は「言葉」を用いてやりとりしています。しかし言葉には様々な制限、限界があります。 うまく言えない、伝わらない、話ベタ、勘違い、誤読。そう、この世界は言葉という使いにくい道具を使っ …

勉強・教育

世界を支え、数学の面白さを教えてくれる「e」

世界は「e」でできている 金重明 講談社ブルーバックス 数学関係の本について書き出すと、「私は数学が嫌いでした」で始まってしまいます。 以前ご紹介した『論理ガール』の記事でもそうでした。でも、それはちんぷんかんぷんな授業 …

勉強・教育

祖父母の役割

ぼくの師匠はスーパーロボット 南田幹太 作 三木謙次 絵 佼成出版社 ネット上で紹介記事を見て、直後に注文してしまった一冊である。紹介内容から、自分の子供にも読ませたいと思った。 内容としては、やや近未来的でロボットを自 …

勉強・教育

「読む」を読む

「読む」って、どんなこと? 高橋源一郎 NHK出版 この本は、「読む」ことを真剣に考える人の頭に、”風”を吹き込んでくれます。 まあ、”風”といっても、追い風もあれば逆風もあり、台風もありますが。ともかく、我々が日ごろ行 …

勉強・教育

いっしょに歩こう、成長の道

なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか(新版) 田坂広志 PHP新書 マネジメントについての本は多く出版されている中でこの本は、“自分と他者が人間として成長していくうえでのマネジメント(という作業)の役割”、について説い …

勉強・教育

「職人」のルーツ

職人の日々は禅 阿部孝嗣 開山堂出版 我々医療関係者も含め、どんな職業でも「職人」としての属性があると思います。ではその「職人」とはどういうものか。どういう考え・ルーツに基づくものか。 「職人」については以前も永六輔さん …

勉強・教育

読書とは自分を彫り出す作業であり、本はその道具である

「大学」に学ぶ人間学 田口佳史 読書記録によると、私が『大学』に初めて触れたのは2014年の12月だったようです。そのあたりからイモづる式に中国古典を読み漁り始めたようです。 その後、『孝経』『中庸』『孟子』『論語』など …

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よい悪人を目指す

悪人の作った会社はなぜ伸びるのか? 曽和利光 星海社新書 やはり人間は、様々な側面を見せるほうが人間らしいのではないでしょうか。田坂広志氏の「多重人格」、平野啓一郎氏の「分人」、あるいは吉本隆明氏の「対幻想」といったもの …