生き方

主体性を身につけるには

主体性は教えられるか 岩田健太郎 筑摩選書 今日は卒後臨床研修の研修修了証交付式に出席した。人が比較的多く集まるのも久しぶりであり、少し新鮮な感じがした。 挨拶や修了証交付の流れが粛々と進むのみであった。しかし、この2年 …

生き方

上下関係

若い社員、医局員や研修医など、職場の若手は、積極的に職場の雰囲気を良くするようにしないといけない。 くたびれた上司と一緒にブーブー言わない。 上司のグチに「ふんふん、そうですね」とつきあっているのも必要だけれど。グチにの …

生き方

新型コロナウイルスは社会を櫛(くし)けずる

台風や地震などの災害と同様、今回の新型コロナウイルス問題によっても、社会の脆弱な部分が浮き彫りになっていると思う。 労働については職場に集まっての仕事体制、通勤の満員列車などの問題が、教育については休校による家庭の負担、 …

生き方

国語はいかに大事か

祖国とは国語 藤原正彦 新潮文庫 著者の藤原正彦氏は数学者である。数学者というのは、私の子どものころの印象では、“冷たい”雰囲気で日々数式を相手にしている人という感じがしていた。 しかし、たいていの子どものことの印象とい …

生き方

過去の影のもとで生きる

朗読者 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂 訳 新潮文庫 読書の仕方にも黙読、音読などあり、まずほとんど黙読していることが多いと思う。分かりにくいところを、ときどき小声で音読してみることはある。 他に、読み方(速読とか精 …

生き方

禅と日本文化

禅と日本文化 鈴木大拙 著 北川桃雄 訳 岩波新書 鈴木大拙は時代としては1870年(明治3年)、石川県金沢市に生まれました。ということで、あの西田幾多郎と同じ出生年、出生地、そして学友でもあり、その後も終生の友人であっ …

生き方

芸術とのつきあい方

「芸術の見方」というと、そういったノウハウ的な考えで芸術を見たくないだとか、見られたくないと感じることもあります。 しかし、文字や言葉と違って、芸術がポンと目の前にあるとき、それがあなたに何を訴えているのか、あなたはその …

生き方

「無意識」を活かして生きる

「無意識」はすべてを知っている 町田宗鳳 青春出版社 フロイト、ユングと「無意識」について研究を進めた先人達により、その構造であるとか、性質についてはある程度の概念として捉えることができるようになりました。 「無意識」と …

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空海の般若心経

般若心経秘鍵 空海 加藤精一編 角川ソフィア文庫 空海の思想は、現代に生きる我々にも十分に通用するものです。以前ご紹介した『空海 感動の言葉』でも、そのことは十分感じていただけたと思います。 今回ご紹介する本は、空海の数 …

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『風の谷のナウシカ』から考える

ナウシカ考 赤坂憲雄 岩波書店 宮崎駿作品は鉱山のようなものだと考える。掘れば掘るほど色々な鉱石や宝石が発掘される。かなり深いところまで色々埋まっている。 まあ、宮崎作品に限らず、小説などの文学作品や哲学・宗教の文章、絵 …