本の紹介

言葉を手繰り、世界を漕ぎ進む

舟を編む 三浦しをん 光文社文庫 最近、「類語辞典」をよく使います。SNSに投稿するさいに字数の関係で他の言葉がないか調べたり、もっと意に添う言葉がないか調べたりしています。 類語辞典の面白いところは、当たり前ですが言葉 …

本の紹介

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法 アービンジャー・インスティテュート 金森重樹 監修、冨永星 訳 大和書房 この本を読んだのは、かなり前、10数年以上前になるかもしれません。ただ、読んだときにかなりの感銘を受け、自分の …

本の紹介

「量子論」は「科学」と「宗教」の架け橋だ

死は存在しない 田坂広志 光文社新書 人は死ぬからこそ、死なないように健康でいようとがんばるし、死ぬまでは楽しく生きられるようにします。趣味や娯楽を楽しみ、より良い生活を求め、仕事をして生きがいを目指します。 では、「死 …

本の紹介

「自立」「自由」「幸福」とは

砂の女 安部公房 新潮文庫 小説界にはとんと疎い私であります。最近ぼちぼちと読みはじめたようなものの、SNSなどで目にした本、お薦めされている本をたよりに読み進めている次第です。 その一部は当ブログでも紹介しておりますが …

本の紹介

AI時代の人間学

英雄の書 黒川伊保子 ポプラ新書 黒川伊保子さんは様々な『○○のトリセツ』という本を出版されており、当ブログでも以前、『人間のトリセツ』を紹介いたしました。 今回ご紹介する本は、自伝的と言ったら言い過ぎかもしれませんが、 …

本の紹介

ネタバレのない物語

海辺のカフカ 村上春樹 新潮文庫 すいませんが、この書評らしき文章を作るのに、数ヶ月かかりました。 もちろん数ヶ月びっしりとワープロに首ったけだったわけではありません。一気に書くことができず、思い返して考え直して、思いつ …

本の紹介

物語の見方 考え方

物語のカギ 渡辺祐真/スケザネ 笠間書院 「まずは、この本を読んでみて」と、私のような小説・文学初心者に対して言いたくなる本ですね、これは。 ここには物語を読む上でより理解し楽しむために著者が提唱する「カギ」がたくさん並 …

本の紹介

毒は情熱のもと

自分の中に毒を持て 岡本太郎 青春文庫 薬には「毒薬」「劇薬」という分類があり、これは副作用(望ましくない作用)が起こりやすい薬とされています。 そもそも薬は病気を治したり身体を楽にしたりする効果を期待して使用するもので …

本の紹介

思考に「枠組み」を

独学の思考法 山野弘樹 講談社現代新書 我々、それなりに教育は受けてきているのだと思うのですが、「考え方」そのものを直接学ぶ機会は少ないかと思います。 むしろ、国語の授業での文章の読解や算数の計算、理科の観察や実験などを …

本の紹介

続・修身教授録

続・修身教授録 森信三 致知出版社 私は、この本が販売されているのを見かけて、とるものもとりあえず無意識五秒で発注いたしました。 到着してからはそれまで読んでいた本をすべて取っ払って、この本の1ページをめくったのでありま …