医学

人間関係の“習い事”

アニメ療法 パントー・フランチェスコ 光文社新書 “学びて時に之を習う 亦楽しからずや“(『論語』学而第一) 一つのことを学んだあとには、それを繰り返し実践することによって自分の身につき、利用可能なものとなります。 「知 …

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本は百薬の長

本を読むだけで脳は若返る 川島隆太 PHP新書 読書は運動、瞑想などと並んで人間にとってメリットしかない行動と言われます。適度な食事や睡眠とともにこれらを生活に取り入れることは人間として良く生きるコツです。 もちろん過ぎ …

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医療とは智に働き、情に棹さし、意地を通すもの

神様のカルテ、神様のカルテ2、神様のカルテ3、神様のカルテ0 夏川草介 小学館文庫 私は、いわゆる“医療もの”の物語はキライでして、長らくこういった医療ものの小説やドラマは避けてきた気がします。 そうではありますが、最近 …

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人の繋がりと”心の栄養”

満天のゴール 藤岡陽子 小学館文庫 地域医療や死生観という、人が生きるうえで大切なことでありながらも現代医療において影の薄い部分について、現役看護師である作者ならではの視点で描かれた作品です。 患者さんはもちろん、人間に …

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昨日の向かい風は、明日の追い風になる

明日の僕に風が吹く 乾ルカ 角川文庫 出張にしても異動にしても、出先でかかりつけの書店を確保することは急務であります。 今回の異動先でも、確保することができました。書籍配置や特徴も、毎日通ってみると次第に頭の中に入ってく …

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「せいしゅん」とは

心臓の王国 竹宮ゆゆこ PHP研究所 タイトルからしてギョッとするこの物語。読んでいて後半になると、あるいは最後まで読み切ると「あ、そういうことか」と納得される方もおられるようです。 私は読んでみてまず、最近の高校生はこ …

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人も社会も塩加減

西夏の青き塩 五十嵐力 文芸社文庫 先日、久しぶりに家族で中華料理店に行ってきました。外食することは時々あるのですが、妻いわく中華料理は「塩分が多い」とのことで、最近は行くことが少なくなっていました。 家族の健康、とくに …

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風邪とのつきあい方

風邪の効用 野口晴哉 ちくま文庫 2023年8月27日、次男の熱発を皮切りに始まった、我が家の新型コロナウイルス感染症。またたくまに三男、私、長男、そして妻と、一通り感染しました。やっと収束が見えてきたこの週末です。 発 …

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おやすみなさい!

睡眠こそ最強の解決策である マシュー・ウォーカー SB Creative もうお読みかもしれませんが、私はこの本をいま一番薦めたいです。というか、全ての人間に読んでほしい本だと思います。 絶賛お薦めの『修身教授録』とこの …

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認知症を通して考える

マンガ 認知症 ニコ・ニコルソン、佐藤眞一 ちくま新書 認知症というと、歳をとるとなりやすい、避けたい病気といった印象かもしれません。認知症にならないために“脳トレ”などのトレーニングや、様々な生活習慣のアドバイスが言わ …