「雑用」について

2019年11月6日

どんどん先のこと、新しいことをやっていきたいと思う気持ちは分かるし、そういう姿勢で進んでいくこともできると思うし、必要だと思う。

でもいわゆる「雑用」をこなす(この言い方もあまり良くないですが)ことを避ける、バカにする、ムダと思う、おろそかにすることは、ためにならないと思う。

“雑“用なんて呼ぶから、雑多なつまらない仕事で、やるだけ時間のムダで、なんの自分のプラスにもならない気がするかもしれない。

だけど、「雑用」をもくもくとすることが、「仕事」の基本であり、多くの仕事の土台となると思う。

資格や研修、講習を上手く組み合わせて、効率よく自分を鍛えていきたいというのは分かるし、どんどん知識とスキルを磨きたいというのも分かる。

分かる、分かる。早く技術を身につけてスイスイと働きたいのは、分かる。

だけど、「雑用」こそ仕事のキホンだ。「雑用」をこころよくできないひとに、いい仕事はできない。そして仕事の楽しさ、面白みも分からないのではないか。

仕事のみならず、はたまた生活についても、同じだと思う。家事や子守りなどを、こころよくできないひとに、家での生活のの楽しさ、面白みも分からないのではないか。

「雑用」

聞こえは悪いが、人生の様々なタスクの大事な下地だと思う。

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