本の紹介

正しいことは、言わなくても伝わる

22世紀の民主主義 成田悠輔 SB新書 “酒を飲んでいるときにしてはいけないのは、政治の話と宗教の話”と言われます。 これらは、客観的な話をすることが難しく、かつ客観的な話をしても面白くもなく、それゆえ主観的な話になり、 …

仕事

「禅」で”心力”を鍛える

禅脳思考 辻秀一 フォレスト出版 「禅」は、瞑想やマインドフルネスと同様に人間の心を整えるメソッドとして、古くから仏教の禅僧を中心に行われてきました。 また、禅の心は様々な日本文化に根差しています。(『禅と日本文化』の記 …

本の紹介

取っ掛かりを探し、切り口を創る

批評の教室 北村紗衣 ちくま新書 「批評」というと、なんだか厳しく吟味してコメントを述べるような印象があります。批評には二種類あるそうです。肯定的批評と否定的批評とです。 もちろん、両者織り交ざることもあるでしょうが、肯 …

勉強・教育

文化の表現手段としてのゲーム

文学としてのドラゴンクエスト さわやか コア新書 ドラクエ(ドラゴンクエスト)は文系で、FF(ファイナルファンタジー)は理系だ、と感じていたことがあります。そもそも、文系・理系という分け方もいろいろ問題はありますが。 な …

勉強・教育

せめて、人間らしく

人間にとって教養とはなにか 橋爪大三郎 SB新書 “教養”とはなんだろう? 教養課程、教養書、教養深い、・・・。なんだか前にも考えたことがあるような。というか、いつも時々、考えてしまう。 “生きるために必須ではない知識” …

本の紹介

ウイスキーという選択肢

ウイスキーの愉しみ方 橋口孝司 あさ出版 最近は、村上春樹作品に影響されることが多くなっております。とくに飲食関係。 『風の歌を聴け』を読んだら、ビールを飲みたくなりました。(それ以前から飲んでますが) 『海辺のカフカ』 …

本の紹介

言葉の能力、言葉の可能性

俳句的生活 長谷川櫂 中公新書 この本も、SNS上で推著されている記事を見かけて、すぐさま購入した本の一つです。 たとえばTwitterであれば140字という字数制限があります。もちろん繋げるように連続して投稿することも …

本の紹介

「自分」を作る、ヒトとモノ

変身 カフカ 高橋義孝 訳 新潮文庫 『海辺のカフカ』を読んでいたら、気になったので読んでみた。話の内容は以前から見知ってはいたけれど、読み通したのは初めてだった。 心はそのままで、体が異形の虫?に変わってしまった人間の …

仕事

言葉の心・技・体

本日は、お日柄もよく 原田マハ 徳間文庫 私は人前で話すのは苦手なほうです。得意だという人もあまりいないのかもしれませんが。そもそも多くの人を前にして話すとなると、それなりに考える必要があります。 そうは言っても今後、結 …

本の紹介

小説とのつきあい方

物語のなかとそと 江國香織 朝日文庫 私はあまり小説を読まないほうでした。“でした”と過去形にしているのは、最近わりと読むようになったつもりだからです。 それまで読んでいた本は哲学、宗教、思想、歴史などの人文科学、生物学 …