生き方

文字のまとうもの

ツバキ文具店 小川糸 幻冬舎文庫 言葉は人の思考や意見、感情などを表現する手段の一つです。言葉のアウトプットとしては、声としての発語とともに文字も使われています。 声の場合は録音でもしていなければ一瞬で空中に失散してしま …

生き方

内なる価値と外なる価値

世界は思考で変えられる 東田直樹 河出書房新社 ひとことに自閉症といっても、その症候や程度には幅があり、一律的定型的なものではありません。 そのため、自閉症スペクトラム障害(Autism spectrum disorde …

生き方

言葉を手繰り、世界を漕ぎ進む

舟を編む 三浦しをん 光文社文庫 最近、「類語辞典」をよく使います。SNSに投稿するさいに字数の関係で他の言葉がないか調べたり、もっと意に添う言葉がないか調べたりしています。 類語辞典の面白いところは、当たり前ですが言葉 …

生き方

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法 アービンジャー・インスティテュート 金森重樹 監修、冨永星 訳 大和書房 この本を読んだのは、かなり前、10数年以上前になるかもしれません。ただ、読んだときにかなりの感銘を受け、自分の …

生き方

「量子論」は「科学」と「宗教」の架け橋だ

死は存在しない 田坂広志 光文社新書 人は死ぬからこそ、死なないように健康でいようとがんばるし、死ぬまでは楽しく生きられるようにします。趣味や娯楽を楽しみ、より良い生活を求め、仕事をして生きがいを目指します。 では、「死 …

生き方

「自立」「自由」「幸福」とは

砂の女 安部公房 新潮文庫 小説界にはとんと疎い私であります。最近ぼちぼちと読みはじめたようなものの、SNSなどで目にした本、お薦めされている本をたよりに読み進めている次第です。 その一部は当ブログでも紹介しておりますが …

生き方

AI時代の人間学

英雄の書 黒川伊保子 ポプラ新書 黒川伊保子さんは様々な『○○のトリセツ』という本を出版されており、当ブログでも以前、『人間のトリセツ』を紹介いたしました。 今回ご紹介する本は、自伝的と言ったら言い過ぎかもしれませんが、 …

生き方

毒は情熱のもと

自分の中に毒を持て 岡本太郎 青春文庫 薬には「毒薬」「劇薬」という分類があり、これは副作用(望ましくない作用)が起こりやすい薬とされています。 そもそも薬は病気を治したり身体を楽にしたりする効果を期待して使用するもので …

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続・修身教授録

続・修身教授録 森信三 致知出版社 私は、この本が販売されているのを見かけて、とるものもとりあえず無意識五秒で発注いたしました。 到着してからはそれまで読んでいた本をすべて取っ払って、この本の1ページをめくったのでありま …

生き方

栄養は身体の養分、教養は思考の養分

教養としての茶道 竹田理絵 自由国民社 祖母は教授でした。といっても、そのへんの大学あたりで偉そうにしている“教授”ではなくて、茶道の教授です。茶道では、流派によっても異なるようですが、教授という資格みたいなものがあるよ …