本の紹介 2022年9月2日 栄養は身体の養分、教養は思考の養分 教養としての茶道 竹田理絵 自由国民社 祖母は教授でした。といっても、そのへんの大学あたりで偉そうにしている“教授”ではなくて、茶道の教授です。茶道では、流派によっても異なるようですが、教授という資格みたいなものがあるよ …
本の紹介 2022年8月27日 クリエイティブは頭で考えて出るものではない 身体が生み出すクリエイティブ 諏訪正樹 ちくま新書 誰もがクリエイティブに仕事をしたい、クリエイティブに生きたい。 今まで誰も考えなかったような新たな作品、概念、考え方、物語を創出すること、クリエイティブ。そうありたい …
本の紹介 2022年8月20日 原体験から自分の「軸」を紡ぎ出せ 原体験ドリブン チカイケ秀夫 光文社 最近、お盆で実家に帰省した際に、アルバムを見返しながら自分の「原体験」を考えたことがあり、この本を思い出しました。 たしか3歳くらいのころだったでしょうか。祖父は近所に努めており、そ …
本の紹介 2022年8月13日 世界を造り、自分を造る「言葉」 ことばと思考 今井むつみ 岩波新書 「言葉」が違うと思考も違ってくるのか。日本語をしゃべる日本人と英語をしゃべるアメリカ人は考え方が違うのか。あるいは英語を覚えた日本人は考え方が変わるのか。 そんな疑問がありました。 藤 …
本の紹介 2022年8月6日 「言葉」の深みへ 生きていくうえで、かけがえのないこと 若松英輔 若松英輔氏を知ったのはテレビ放送の「100分de名著 西田幾多郎 善の研究」であり、そのテキストが最初に拝読した氏の著書でした。 『善の研究』については、存在は知っていたも …
本の紹介 2022年7月30日 脳と身体で作る「私」 変身 東野圭吾 講談社文庫 脳の移植はできないと思う。技術的にはできるのかもしれない。神経やら血管やらをうまくつなげれば、他人の脳でも使えるのかもしれない。 でも、それでは自分ではなくなってしまう。脳をくれた他人になって …
本の紹介 2022年7月23日 正しいことは、言わなくても伝わる 22世紀の民主主義 成田悠輔 SB新書 “酒を飲んでいるときにしてはいけないのは、政治の話と宗教の話”と言われます。 これらは、客観的な話をすることが難しく、かつ客観的な話をしても面白くもなく、それゆえ主観的な話になり、 …
本の紹介 2022年7月9日 取っ掛かりを探し、切り口を創る 批評の教室 北村紗衣 ちくま新書 「批評」というと、なんだか厳しく吟味してコメントを述べるような印象があります。批評には二種類あるそうです。肯定的批評と否定的批評とです。 もちろん、両者織り交ざることもあるでしょうが、肯 …
本の紹介 2022年7月2日 文化の表現手段としてのゲーム 文学としてのドラゴンクエスト さわやか コア新書 ドラクエ(ドラゴンクエスト)は文系で、FF(ファイナルファンタジー)は理系だ、と感じていたことがあります。そもそも、文系・理系という分け方もいろいろ問題はありますが。 な …
本の紹介 2022年6月25日 せめて、人間らしく 人間にとって教養とはなにか 橋爪大三郎 SB新書 “教養”とはなんだろう? 教養課程、教養書、教養深い、・・・。なんだか前にも考えたことがあるような。というか、いつも時々、考えてしまう。 “生きるために必須ではない知識” …