生き方

熱い思いは歴史を超えて

曽我兄弟より熱を込めて 坂口螢火 幻冬舎 最近、次男が歴史に熱中しております。先の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』から現在放送中の『どうする家康』を、テレビにクギ付けでジーッと見入っております。放送の無い日でもデータ放送で登 …

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線が、描くものは

線は、僕を描く 砥上裕將 講談社文庫 気になる小説を読むまでは、どんな話なんだろうとずっと考えています。タイトルや、ちらりと目にした表紙カバーの絵から、いろいろなことを想像します。 いったんそれを読んでしまうと、「こうい …

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読書療法

心と体がラクになる読書セラピー 寺田真理子 Discover 「読書療法」というものが存在することを最近知りました。 ○○療法というのは色々あります。手術療法、化学療法、放射線療法といった医療技術的なことから、食事療法、 …

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危機の時代の羅針盤

危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』 朝日新聞社 編 あえて言いたい。「漫画『風の谷のナウシカ』を手に取ることなくして人生を終えるのは、あまりにももったいない」と。(P236) いきなり引用からですが、まさにその通り …

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大学とは、研究とは、学問とは

喜嶋先生の静かな世界 森博嗣 講談社文庫 小説を読むことにより、他人の人生を経験することができます。しかし、この小説は私自身が経験しているような要素もかなり多く含まれている気がしました。 私も一地方大学とその附属病院に勤 …

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「聴く」よりも「聞く」

聞く技術 聞いてもらう技術 東畑開人 ちくま新書  人は他人とコミュニケーションすることで人間としての生活を営むことができます。コミュニケーションの手段としては、言葉以外にもジェスチャーや表情、演技などありますが、多くの …

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「友だち」を再考する

小田嶋隆の友達論 小田嶋隆 解説 平川克美 武田砂鉄 イースト・プレス さて、いま現在、自分には「友だち」と呼べる人間はいるだろうかと考えました。 もちろん職場には日々顔を向き合わせる人々がいるわけですが「友だち」という …

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人新世は「人」しだい

人新世の資本論 斎藤幸平 集英社新書 ”カオル死んで石兄さん自白・・・” カンブリア紀、オルドビス記、シルル紀、デボン紀、石炭紀、二畳紀、この辺りが古生代。近年話題のカンブリア大爆発や三葉虫などが有名ですね。 三畳紀、ジ …

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雑音の利

夜のピクニック 恩田陸 新潮文庫 歩くのは好きだ。けっこう長い距離でも、時間があれば歩いて移動することも多い。駅まで30分歩いたり、研究会の会場まで40分歩いたり。 考えてみると自分は昔から、歩けそうな距離であれば、いや …

生き方

書くということ

書く仕事がしたい 佐藤友美 CCCメディアハウス 「書く仕事」で生きていくことができればいいなあ。そう思うことがあります。もちろん、我々の仕事でも論文を書いたり様々な文章を書いたりすることはあります。 でも最近、こういっ …