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怒ること

怒る技術 中島義道 角川文庫 以前『怒らないこと』という本をご紹介しました。 その本を読んでからは、周囲の人が怒ることもメッセージはしっかり受け取りつつ受け流すことができるようになったと思いますし、自分でも人に対して怒る …

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直観を磨く

直観を磨く 田坂広志 講談社現代新書 著者の田坂広志氏は2020年1月6日にも紹介させていただいたが、仕事論を中心に多彩な著作を著している。今回は、『直観を磨く』という本を紹介したい。 「あなたは自分の中に『天才』がいる …

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オイラーの公式

中学の知識でオイラーの公式がわかる 鈴木貫太郎 光文社新書 オイラーの公式は、次のような式です。 eiπ=-1 いかがでしょう。不思議な感じがしませんか。「e」というのは自然対数の底、いわゆるネイピア数です。具体的には2 …

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忘れる

忘れられた巨人 カズオ・イシグロ ハヤカワepi文庫 少し前だが、忘年会のシーズンになると、「忘れる」とはどういうことかと考えることがあった。 イヤな出来事、恐怖、怒り、悲しみなど忘れた方がいいものもある。良い出来事、感 …

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臨床の知

臨床の知とは何か 中村雄二郎 岩波新書 科学万能と考えられた時代は、最近すれ違ったかなと思っていたら、すでに遥か昔に過ぎ去りました。科学の発達による問題、あるいは科学では解決できないようなことが日常や仕事上の問題になるこ …

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目からウロコの教育・仕事論

下流志向 内田樹 講談社文庫 試験に受かるためには、まさに試験勉強である過去問の練習や重要事項の暗記がとても役立ちます。確かにそういった勉強は既成の「問い→答え」のパターンを解決する訓練にはなります。 しかし、こういった …

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生きがいはどこから

仕事なんか生きがいにするな 泉谷閑示 幻冬舎新書 生きがいは何から得られましょうか。「仕事」は代表的な「生きがい」を得る手段かと思います。そのほかにも、愛すべき家族であるとか、楽しく語りあえる友人であるとか、様々でしょう …

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怒らない

怒らないこと アルボムッレ・スマナサーラ サンガ新書 職場に怒りやすい人がいたとします。たとえば上司。そこまで怒らなくてもと思います。なぜ怒るのでしょうか。怒っている人の前でこのように冷静に考えている雰囲気を出していると …

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会津藩を知っているか

会津藩は朝敵にあらず 星亮一 イースト・プレス 君は会津藩を知っているか。 日本に住む者、少なくとも東北地方に住む者であれば、知っておくべきである。 我々の今の生活は、歴史のうえになりたっているわけだが、とくに東北地方は …

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「知識」を「知恵」に変える力

知の体力 永田和宏 新潮社 著者の永田和宏氏は、テレビ放送でもよくお見掛けする歌人というイメージでした。京都大学名誉教授であり、ご専門は細胞生物学とのことです。もちろん歌人としても大活躍されており、歌集の出版はもとより、 …