医学

読書療法

心と体がラクになる読書セラピー 寺田真理子 Discover 「読書療法」というものが存在することを最近知りました。 ○○療法というのは色々あります。手術療法、化学療法、放射線療法といった医療技術的なことから、食事療法、 …

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世界を造り、自分を造る「言葉」

ことばと思考 今井むつみ 岩波新書 「言葉」が違うと思考も違ってくるのか。日本語をしゃべる日本人と英語をしゃべるアメリカ人は考え方が違うのか。あるいは英語を覚えた日本人は考え方が変わるのか。 そんな疑問がありました。 藤 …

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脳と身体で作る「私」

変身 東野圭吾 講談社文庫 脳の移植はできないと思う。技術的にはできるのかもしれない。神経やら血管やらをうまくつなげれば、他人の脳でも使えるのかもしれない。 でも、それでは自分ではなくなってしまう。脳をくれた他人になって …

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人間らしさを生み出す、生々しい「脳」

脳を司る「脳」 毛内拡 講談社ブルーバックス 脳の複雑な機能、そこから生じる“人間らしさ”は、「脳」という生々しい臓器の、実に生物的な性質によって成り立っている、ということが良く分かる本です。 「脳では神経細胞のネットワ …

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病は気から

「病は気から」を科学する ジョー・マーチャント 服部由美 訳 「病は気から」という言葉がある。 一般的には病気の発症や進行は“気持ち”次第であり、気の持ちようによって良くもなれば悪くもなる、という意味だと思う。 東洋医学 …

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ブレインテックと「善」

ブレインテックの衝撃 小林雅一 祥伝社新書 もちろん、華々しいブレインテックに感銘を受ける内容であるが、それと同時に“病気や障害と人間との関係とは“、と改めて考えさせられる本であった。 とくに人間の個性、人となりに関わる …

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初詣の効果は?

脳科学からみた「祈り」 中野信子 潮出版社 お読みいただき、ありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 * 今年は久しぶりに初詣というものに行ってきました。とりあえず、家内安全、交通安全など祈ってきた気がしま …

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真の”エデュケーショナル”とは

最近、手術の前の計画(手術の手順を計画したり、予測される手術の様子を考えたりすること)で、画像解析ソフトなどを用いるものの、結構な手作業を強いられ苦労することがある。 医療においても最近は、画像解析ソフトや3D作成技術が …

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客観的な絵と主観的な絵

客観的な絵と、主観的な絵があると思います。客観的な絵の代表は、写真です。主観的な絵というのは、主観度の幅もあると思いますが、各々が描いた絵だと思います。 客観的な絵は、あらゆる事象を均一に捉えています。写真は、目の前のこ …

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職人とは

職人 永六輔 岩波新書 私は外科医として、手術といういわば“手しごと”をさせていただいております。そのため、どうしても“手しごと”というものについて、よくよく考えたいと、常日頃思っています。 その“手しごと”について、自 …