仕事

上下関係

若い社員、医局員や研修医など、職場の若手は、積極的に職場の雰囲気を良くするようにしないといけない。 くたびれた上司と一緒にブーブー言わない。 上司のグチに「ふんふん、そうですね」とつきあっているのも必要だけれど。グチにの …

医学

新型コロナウイルスは社会を櫛(くし)けずる

台風や地震などの災害と同様、今回の新型コロナウイルス問題によっても、社会の脆弱な部分が浮き彫りになっていると思う。 労働については職場に集まっての仕事体制、通勤の満員列車などの問題が、教育については休校による家庭の負担、 …

勉強・教育

国語はいかに大事か

祖国とは国語 藤原正彦 新潮文庫 著者の藤原正彦氏は数学者である。数学者というのは、私の子どものころの印象では、“冷たい”雰囲気で日々数式を相手にしている人という感じがしていた。 しかし、たいていの子どものことの印象とい …

本の紹介

過去の影のもとで生きる

朗読者 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂 訳 新潮文庫 読書の仕方にも黙読、音読などあり、まずほとんど黙読していることが多いと思う。分かりにくいところを、ときどき小声で音読してみることはある。 他に、読み方(速読とか精 …

哲学

禅と日本文化

禅と日本文化 鈴木大拙 著 北川桃雄 訳 岩波新書 鈴木大拙は時代としては1870年(明治3年)、石川県金沢市に生まれました。ということで、あの西田幾多郎と同じ出生年、出生地、そして学友でもあり、その後も終生の友人であっ …

本の紹介

歴史や世の中は「分かりやすい」ものではない

戦火のサラエボ100年史 「民族浄化」もう一つの真実 梅原季哉 朝日選書 第一次世界大戦以前は、王朝や帝国は多様な民族を強大な権力でまとめて支配していた。オスマン帝国、ロシア帝国、オーストリア・ハンガリー帝国といった具合 …

医学

量子論と生命

量子力学で生命の謎を解く ジム・アル=カリーリ、ジョンジョー・マクファデン 水谷淳 訳 SB creative 「量子論なんて、最近出てきた不思議な物理理論で、私たちの生活には関係ないでしょ。いくらものすごく低い確率でブ …

本の紹介

芸術とのつきあい方

芸術とはなにか 千住博 祥伝社新書 「芸術の見方」というと、そういったノウハウ的な考えで芸術を見たくないだとか、見られたくないと感じることもあります。 しかし、文字や言葉と違って、芸術がポンと目の前にあるとき、それがあな …

哲学

「無意識」を活かして生きる

「無意識」はすべてを知っている 町田宗鳳 青春出版社 フロイト、ユングと「無意識」について研究を進めた先人達により、その構造であるとか、性質についてはある程度の概念として捉えることができるようになりました。 「無意識」と …

哲学

哲学は思考の触媒である

哲学は、たしかに自然現象の解明という視点からはじまり、これまで多くの思考体系を作り上げてきた。多くしかし、科学の発展や生活習慣の変化などに伴い現代の実生活に応用可能な哲学もある一方で、時代遅れあるいは時代にそぐわない考え …