リアル書店とネット書店

2020年5月14日

さて、リアル書店の良いところは、思わぬ出会いがあることでしょう。探している本を求めて訪れることも多いですが、書店では探した本の周辺にも、同じジャンルの本が並んでいます。

また、書店の中をうろうろしていて、通りがかりにふと目に止まった本が、思わぬ収穫(?)をもたらしてくれることもあります。

amazonなどによるネット書店の良いところも様々あります。

  • 品ぞろえはほぼ完璧で、欲しい本をいつでも注文できること
  • 絶版などで入手困難な本も、中古で入手できることがあること
  • 職場や自宅、コンビニなどでも受け取ることが可能なこと

逆に、デメリットというほどでもありませんが、ネット書店ではリアル書店のような“出会い”が少ないかと思います。

これは、両者の使い分けのポイントと考えています。すなわち、ネット書店は欲しい本がはっきりしていて、その本を注文するために使う。

そして、リアル書店は、欲しい本を求めて訪れるのもいいですが、「なにか面白い本ないかなー」といった気分でぶらぶらするためにある、とも考えます。

また、リアル書店は欲しい本があれば、即刻その場で購入できます。それに対して、ネット書店では、私のような地方住まいでは当日や翌日配達ともいかないので、少し待つ時間があります。

“早く読みたい!“本がある場合は、ネットで注文できることも確認しつつ、その日に書店に行き、書店にあれば即購入、なければ即(ネットで)発注、としています。(ほとんどビョーキですね)

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いや、それにしても(リアル)書店のいごこちは良いものです。1時間以上いても大丈夫です(店の人はどうか分かりませんが)。

書店に並ぶ本たちは、「選ばれる身」であり、友好的なカオをしています。ただ、ひとたび購入してしまうと、すぐに「読まれるべき(べき:予定、運命、義務、可能、命令、仮定)」本のカオとなり、机の上やカバンの中、あるいは本棚に鎮座しておられます。

まあ、読もうと思って積んである、いわゆる「積読(つんどく)」の本たちを眺めるのも、また読み終わった本の並ぶ本棚を眺めるのも、いろいろ思いつくことがあり良いものです。

書店といえば、大規模な書店はまさに「夢の国」です。私にとっては、現在閉園中の「夢の国」よりも夢の国です。

出張や学会などで東京や大阪など大都市を訪れた時には、必ず大きな書店の所在をチェックしておき、時間をみつけて訪れるようにしています。

モチロン、シゴトガユウセンデアリ、シゴトソッチノケデショテンニイッタリハシテイマセン。

とくに東京では東京駅周辺の「八重洲ブックセンター」と「丸善丸の内本店」は行きつけです。

この2店舗についても、店内の配置は把握しており、新幹線乗車前の短い時間など、効率よく見ることができるようにしています。

地方の書店とはケタ違いに本の品ぞろえも良く、こういった書店であれば一日中いても大丈夫です。落ち着いて店内全体を見るという機会はなかなかありません。

東京に遊びに行ったとしても、スカイツリーとかおいしい食事とかはどうでもいいので、こういった書店にどっぷり居座りたいですね。

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