本の紹介 2022年5月14日 スピッツの音楽を考える スピッツ論 伏見瞬 イースト・プレス社 私はゲーム音楽から音楽に突入したかもしれないが、いわゆるポップ・ミュージックへの突入はスピッツからだと思う。 はじめて聴いたのは高校生のときか。その時期は私の人生の中で、現時点で比 …
勉強・教育 2022年5月7日 地獄の沙汰も「言葉」次第 地獄の楽しみ方 京極夏彦 講談社文庫 我々は「言葉」を用いてやりとりしています。しかし言葉には様々な制限、限界があります。 うまく言えない、伝わらない、話ベタ、勘違い、誤読。そう、この世界は言葉という使いにくい道具を使っ …
哲学 2022年4月30日 ”自分”づくりの物語 少年 川端康成 新潮文庫 川端文学の知られざる名編として、最近ネットでもよく話題に出ている。同性愛的な記述が騒がれているようだが、私はこの本に「“自分”を形成する過程」の物語を読ませていただいた。 人は生まれて後の境遇や …
勉強・教育 2022年4月23日 世界を支え、数学の面白さを教えてくれる「e」 世界は「e」でできている 金重明 講談社ブルーバックス 数学関係の本について書き出すと、「私は数学が嫌いでした」で始まってしまいます。 以前ご紹介した『論理ガール』の記事でもそうでした。でも、それはちんぷんかんぷんな授業 …
医学 2022年4月16日 人間らしさを生み出す、生々しい「脳」 脳を司る「脳」 毛内拡 講談社ブルーバックス 脳の複雑な機能、そこから生じる“人間らしさ”は、「脳」という生々しい臓器の、実に生物的な性質によって成り立っている、ということが良く分かる本です。 「脳では神経細胞のネットワ …
仕事 2022年4月9日 「投資」という感覚神経 ジェイソン流 お金の増やし方 厚切りジェイソン ぴあ株式会社 お金儲けの話をするのは、みっともない。投資なんてギャンブルと同じだ。 日本人の多くはこのように感じているかもしれません。私も感じていました。 “感じていました …
仕事 2022年4月2日 40代の働き方 40代の鬼100則 堀内一人 明日香出版社 私も最近(そんなに最近でもないが)40代となり、立場的にもいわゆる中間管理職というか、上の意見を聞き下の意見を聞く立場になってきた(管理職というほど偉くもないが)。 20代でこ …
仕事 2022年3月26日 書けないときは、読んでみよう ライティングの哲学 千葉雅也 山内朋樹 読書猿 瀬下翔太 星海社新書 ブログを書いていると、どうしても“書けない!”ということがあります。私もこのブログを、当面は週1で更新しようとしておりますが、1週間経過が近づいてくる …
仕事 2022年3月20日 居酒屋というソフトウェア 一人飲みで生きていく 稲垣えみ子 朝日出版社 居酒屋で過ごす時間は、(グチの言い合いや上司の説教などに陥らなければ)楽しい時間となります。 私は職場の同僚(上司は除く)や後輩、あるいは学生などと楽しく飲む時間が、とても好 …
勉強・教育 2022年3月12日 祖父母の役割 ぼくの師匠はスーパーロボット 南田幹太 作 三木謙次 絵 佼成出版社 ネット上で紹介記事を見て、直後に注文してしまった一冊である。紹介内容から、自分の子供にも読ませたいと思った。 内容としては、やや近未来的でロボットを自 …