生き方

小説とのつきあい方

物語のなかとそと 江國香織 朝日文庫 私はあまり小説を読まないほうでした。“でした”と過去形にしているのは、最近わりと読むようになったつもりだからです。 それまで読んでいた本は哲学、宗教、思想、歴史などの人文科学、生物学 …

生き方

スピッツの音楽を考える

スピッツ論 伏見瞬 イースト・プレス社 私はゲーム音楽から音楽に突入したかもしれないが、いわゆるポップ・ミュージックへの突入はスピッツからだと思う。 はじめて聴いたのは高校生のときか。その時期は私の人生の中で、現時点で比 …

生き方

地獄の沙汰も「言葉」次第

地獄の楽しみ方 京極夏彦 講談社文庫 我々は「言葉」を用いてやりとりしています。しかし言葉には様々な制限、限界があります。 うまく言えない、伝わらない、話ベタ、勘違い、誤読。そう、この世界は言葉という使いにくい道具を使っ …

生き方

”自分”づくりの物語

少年 川端康成 新潮文庫 川端文学の知られざる名編として、最近ネットでもよく話題に出ている。同性愛的な記述が騒がれているようだが、私はこの本に「“自分”を形成する過程」の物語を読ませていただいた。 人は生まれて後の境遇や …

生き方

「投資」という感覚神経

ジェイソン流 お金の増やし方 厚切りジェイソン ぴあ株式会社 お金儲けの話をするのは、みっともない。投資なんてギャンブルと同じだ。 日本人の多くはこのように感じているかもしれません。私も感じていました。 “感じていました …

生き方

40代の働き方

40代の鬼100則 堀内一人 明日香出版社 私も最近(そんなに最近でもないが)40代となり、立場的にもいわゆる中間管理職というか、上の意見を聞き下の意見を聞く立場になってきた(管理職というほど偉くもないが)。 20代でこ …

生き方

居酒屋というソフトウェア

一人飲みで生きていく 稲垣えみ子 朝日出版社 居酒屋で過ごす時間は、(グチの言い合いや上司の説教などに陥らなければ)楽しい時間となります。 私は職場の同僚(上司は除く)や後輩、あるいは学生などと楽しく飲む時間が、とても好 …

生き方

祖父母の役割

ぼくの師匠はスーパーロボット 南田幹太 作 三木謙次 絵 佼成出版社 ネット上で紹介記事を見て、直後に注文してしまった一冊である。紹介内容から、自分の子供にも読ませたいと思った。 内容としては、やや近未来的でロボットを自 …

生き方

いっしょに歩こう、成長の道

なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか(新版) 田坂広志 PHP新書 マネジメントについての本は多く出版されている中でこの本は、“自分と他者が人間として成長していくうえでのマネジメント(という作業)の役割”、について説い …

生き方

ブレインテックと「善」

ブレインテックの衝撃 小林雅一 祥伝社新書 もちろん、華々しいブレインテックに感銘を受ける内容であるが、それと同時に“病気や障害と人間との関係とは“、と改めて考えさせられる本であった。 とくに人間の個性、人となりに関わる …