本の紹介 2020年3月16日 空海の般若心経 般若心経秘鍵 空海 加藤精一編 角川ソフィア文庫 空海の思想は、現代に生きる我々にも十分に通用するものです。以前ご紹介した『空海 感動の言葉』でも、そのことは十分感じていただけたと思います。 今回ご紹介する本は、空海の数 …
本の紹介 2020年3月15日 『風の谷のナウシカ』から考える ナウシカ考 赤坂憲雄 岩波書店 宮崎駿作品は鉱山のようなものだと考える。掘れば掘るほど色々な鉱石や宝石が発掘される。かなり深いところまで色々埋まっている。 まあ、宮崎作品に限らず、小説などの文学作品や哲学・宗教の文章、絵 …
本の紹介 2020年3月14日 友情について考える 大人の友情 河合隼雄 朝日文庫 河合隼雄氏は日本を代表する臨床心理学者であり、ユング心理学研究の大家であります。 カウンセリングや心理学の著書はもちろん、ユング心理学と神話や昔話、仏教とのかかわりなどについて考察した幅広 …
本の紹介 2020年3月12日 空海の言葉 空海!感動の言葉 大栗道榮 中経の文庫 弘法大師空海は、日本人のほとんどがその名を知っている人物でしょう。 仏教のいち宗派真言宗の開祖であるとか、香川の満濃池を造成したなどといった逸話をご存知の方もおいででしょう。また、 …
本の紹介 2020年3月11日 死者は、残された生者のためにいるのだ ツナグ 辻村深月 新潮文庫 この物語は、死んでしまった者に一生に一度だけ会うことができるサービスを執り行う「使者(ツナグ)」と、そのサービスを利用した人々、および一時的に蘇った死者との間に繰り広げられる様子を描いている。 …
本の紹介 2020年3月10日 「答えの無い問題」を相手にするには ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 帚木蓬生 朝日選書 今回ご紹介します本の題名「ネガティブ・ケイパビリティ」というのは、本文中の説明を引用いたしますと、 つまり、不可思議さ、神秘、疑念をそのまま持ち …
本の紹介 2020年3月8日 貞観政要に学ぶリーダー論 座右の書『貞観政要』 出口治明 角川新書 歴史を学ぶ意義の一つとして、過去の人々の考え方、行動、およびその結果を現在の我々の生き方に反映するというのがあると思います。 しかし、それこそ時代背景も違い、文化・政治背景や根本 …
本の紹介 2020年3月7日 マインドフルネス 宗教・哲学・医学とともに マインドフルネス最前線 香山リカ サンガ新書 私がマインドフルネスに興味をもつきっかけとなった本です。同じサンガ新書は仏教関係の新書であり、以前ご紹介したアルボムッレ・スマナサーラ師の『怒らないこと』もあります。 マイン …
本の紹介 2020年3月6日 心の教育 心の教育 井深大 サプライズBOOK 巷では「心の教育が大事」などと言われています。しかし、その方法論であるとか、なぜ大事なのかについてはあまりよく分からずに言っている気配も感じます。 過度な受験戦争や学歴社会の反省とし …
本の紹介 2020年3月3日 叱ること 叱り方の教科書 安藤俊介 総合科学出版 仕事や学問の教育の場では、「怒る」ことも必要という声もあります。先日の『怒る技術』の紹介でも少し書きました。 確かに、ただ普段通りの会話のように「伝えたいメッセージ」をサラッと伝え …