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風邪とのつきあい方

風邪の効用 野口晴哉 ちくま文庫 2023年8月27日、次男の熱発を皮切りに始まった、我が家の新型コロナウイルス感染症。またたくまに三男、私、長男、そして妻と、一通り感染しました。やっと収束が見えてきたこの週末です。 発 …

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明君に明臣あり。明臣に明君あり。

上杉鷹山 小関悠一郎 岩波新書 “為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり”という短歌。子供のころから何度も祖母に聞かされていました。上杉鷹山の作だそうです。 もう一つ、 “清水の 音羽の滝は 尽 …

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書くことは生きること

さみしい夜にはペンを持て 古賀史健 ポプラ社 私は今年1月から日記を開始しました。今もなんとか続けています。日々の思いや考えは失われやすいものですから、出来事よりは思いや考えを書き記そうとしています。 頭の中にふと現れる …

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いかに知識を輝かせるか

教養を磨く 田坂広志 光文社新書 田坂広志氏の著書をご紹介するのも、これで7冊目となりました。 私は『知性を磨く』を最初に読ませていただき、「知性」と「知能」の違いについて深く感銘を受けたことから、氏の著書を読み進めるよ …

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「頭がいい」とは何か?

頭のいい人が話す前に考えていること 安達裕哉 ダイヤモンド社 はたして、「頭のいい人」とは、どのような人でしょうか。 話していて「頭がいい」と感じる相手とは。少なくとも「知識が豊富な人」というわけではありません。それだけ …

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現代に通じる武士道

葉隠 奈良本辰也 訳編 知的生きかた文庫 「武士道といふは死ぬ事と見付けたり」なんて物騒なことが書いてあるから、この『葉隠』という書物は誤解されやすいのかもしれません。 何かあるとすぐ「切腹」する武士の生き方や、先の大戦 …

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深みを知るからこその響き

ラブカは静かに弓を持つ 安壇美緒 集英社 さて、図書館で予約していたけれども一向に順番が回ってこないこの本。この夏のどこぞの読書感想文課題図書(高校生の部)に選ばれていることも知って、しびれを切らして購入してしまいました …

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感情の記憶

この気持ちもいつか忘れる 住野よる 新潮文庫 子供のころは何でも特別だったと思います。見るもの聞くもの新しく、好奇心旺盛に世の中を見ているのではないでしょうか。 また、同じものであっても、繰り返しでも面白いこともあります …

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人生いろいろ、読書もいろいろ

「若者の読書離れ」というウソ 飯田一史 平凡社新書 いち読書人としては、自分の子供はもちろん、より多くの人に本を読んでもらいたいと思っています。 子供の読書推進、習慣づけのためにはどうすればいいか、考えます。一番は自分が …

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ならぬ堪忍しないのも堪忍

我慢して生きるほど人生は長くない 鈴木裕介 アスコム 最近、そう思います。平均的な一生の半ばに差し掛かったと思われる年齢になってきたこの頃。もう少し自分の「好き」や興味に基づいて生きることができればと感じています。 そん …