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敵を知り己を知り道具を知れば百戦殆うからず

きみのお金は誰のため 田内学 東洋経済新報社 老後2000万円問題、新NISA、物価値上がりなどの話題。身近では異動して変わった給料。子供の進学と今後。そういったお金に関わることも気になっていたこの頃でした。 普段なにげ …

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スマホを捨てよ、本を読もう

華氏451度 レイ・ブラッドベリ 伊藤典夫 訳 早川書房 「読書好きとしては必ず読まなければ」と思っていた本です。やっと読みました。 舞台は、本の所持や読書が禁止され、本を見つけしだい燃やされてしまう近未来設定の世界。そ …

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誰もがフツーに生きている

弟は僕のヒーロー ジャコモ・マッツァリオール、関口英子 訳 小学館文庫 ダウン症の弟ジョヴァンニを持った兄である著者の、自伝的な物語です。家族や学校など周囲の人々との人間関係、そして主人公の成長が描かれています。 主人公 …

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人間関係の“習い事”

アニメ療法 パントー・フランチェスコ 光文社新書 “学びて時に之を習う 亦楽しからずや“(『論語』学而第一) 一つのことを学んだあとには、それを繰り返し実践することによって自分の身につき、利用可能なものとなります。 「知 …

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本は百薬の長

本を読むだけで脳は若返る 川島隆太 PHP新書 読書は運動、瞑想などと並んで人間にとってメリットしかない行動と言われます。適度な食事や睡眠とともにこれらを生活に取り入れることは人間として良く生きるコツです。 もちろん過ぎ …

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医療とは智に働き、情に棹さし、意地を通すもの

神様のカルテ、神様のカルテ2、神様のカルテ3、神様のカルテ0 夏川草介 小学館文庫 私は、いわゆる“医療もの”の物語はキライでして、長らくこういった医療ものの小説やドラマは避けてきた気がします。 そうではありますが、最近 …

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人の繋がりと”心の栄養”

満天のゴール 藤岡陽子 小学館文庫 地域医療や死生観という、人が生きるうえで大切なことでありながらも現代医療において影の薄い部分について、現役看護師である作者ならではの視点で描かれた作品です。 患者さんはもちろん、人間に …

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自分本来の考え方とは

からごころ-日本精神の逆説 長谷川三千子 中公文庫 ときどき、自分の思想や考え方をガラッと変えてくれるような本と出会うことがある。 『嫌われる勇気』もそうであった。おそらく、どの本にも多少なりともそういう効果はあるのだろ …

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昨日の向かい風は、明日の追い風になる

明日の僕に風が吹く 乾ルカ 角川文庫 出張にしても異動にしても、出先でかかりつけの書店を確保することは急務であります。 今回の異動先でも、確保することができました。書籍配置や特徴も、毎日通ってみると次第に頭の中に入ってく …

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「せいしゅん」とは

心臓の王国 竹宮ゆゆこ PHP研究所 タイトルからしてギョッとするこの物語。読んでいて後半になると、あるいは最後まで読み切ると「あ、そういうことか」と納得される方もおられるようです。 私は読んでみてまず、最近の高校生はこ …