いち地方病院の勤務医です。
読書を通していろいろなことを考えています。
哲学
新編 はじめてのニーチェ 適菜収 講談社+α新書 ニーチェの考え方は、現代人の皆様にはぜひとも知っておいていただきたいものです。 私は仏教とのかかわりにおいて、ニーチェに惹かれました。彼はキリスト教をさんざんに批判してい …
読書
いつどこで読書をするか。まあ、本があればいつでもどこでも読書はできます。最近はスマホや電子端末で読むこともでき、必ずしも本は必要ありません。 逆に、ふと休憩時間や待ち時間、空き時間が発生したときに、いざ本を読もうと思って …
読書
「インプット」という言葉と、「アウトプット」という言葉があります。様々な使われ方をします。 ここでは、「インプット」は、話を聞くこと、本や新聞を読むこと、テレビを見ること、ラジオを聞くこと、ネットで検索したり調べたりする …
医学
身体能力を高める「和の所作」 安田登 ちくま文庫 『免疫の意味論』などの著者である免疫学者の多田富雄先生は、「能」についても造詣が深く、ご自身で新作能を作られたほどでした。 そんな接点でのみ、私は「能」について知っている …
読書
「書く」が「読む」に与える影響 書評や感想をブログに書くことを意識して本を読むと、「評価できる点はないか」「面白い点はないか」という姿勢で本に対峙するようになります。 本の書評や紹介文を書くとき、その内容は読書して感じた …
仕事
絶対達成マインドのつくり方―科学的に自信をつける4つのステップ 横山信弘 ダイヤモンド社 後回し、先延ばし、先送り。ついやってしまいます。 仕事を、締め切り寸前でなんとか仕上げることが多いです。それでもなんとかなっている …
医学
唯脳論 養老孟司 青土社/ちくま学芸文庫 この本を読んだのは、実は高校生のときである。進学ガイドかなにかで紹介されていた。 当時はそれほど医学に興味があるというわけでもなかったような気もする。「脳って面白そう」などと感じ …
読書
先日に引き続き「本の選び方」について、私の個人的な考えを少し述べさせていただきます。 とはいえ、自分でも「いつもこの基準で選んでいる」などというものでもありません。考えてみるとこんな感じかなという程度です。 1.テーマ …
本の紹介
読書について 小林秀雄 中央公論社 さて、読書を進めていますと、自分の読書のしかたについて、これでいいのか、他にも効率的(?)な読書法があるのではないか、と考えてしまうことがあります。 実際に読書について書かれた本も多く …
読書
よく、「どんな本を読んだらいいですか?」とか、「どんな本がお薦めですか?」という質問が想定されます。 「本の選び方」などという確乎たる方法はないと思いますが、自分の考えを、少し書かせていただきたいと思います。 まず、「食 …