勉強・教育 2023年10月20日 考えるな、感じろ それでも、読書をやめない理由 DLユーリン 井上里 訳 柏書房 読書好きのみなさんは、自分がなぜ読書を続けているか考えたことはあるでしょうか。いろいろ考えられることはあるかもしれません。「そこに本があるから」でもいいです …
勉強・教育 2023年10月14日 「読む」技術 「読む」技術 石黒圭 光文社新書 読書はいかに鍛えられるのでしょうか。おそらく、本を多く読むことも読書を鍛える一手だと思います。多くの本を読むことで、文章の構造や流れ、内容や物語の把握のしかたが身についてきます。 一方で …
仕事 2023年10月7日 見えないものを、護るため デジタル・ミニマリスト カル・ニューポート 早川書房 最近「SNSによって読書が妨害されているなー」と感じていました。もちろん、悪いのはSNSではなく、それが読書を妨害するほど見ている自分なんですけどね。 道具や技術は使 …
本の紹介 2023年9月30日 随筆は世界を言葉で解き、小説は世界を言葉で創る こんな感じで書いてます 群ようこ 新潮社 “恥ずかしながら、群ようこさんの小説はまだ読んだことがないのです”と書こうとしたら、群ようこさんは小説家というよりは随筆家であったのでした。ますます恥ずかしい。 小説をやっと最近 …
本の紹介 2023年9月23日 見えるモノを減らせば、見えないものが見えてくる ぼくたちに、もうモノは必要ない。 佐々木典士 ちくま文庫 やましたひでこさんの「断捨離」、近藤麻理恵さんの「片づけ」、あるいはその源流とも言えるカレン・キングストンさんの『ガラクタ捨てれば自分が見える』など、モノを減らす …
仕事 2023年9月16日 人も社会も塩加減 西夏の青き塩 五十嵐力 文芸社文庫 先日、久しぶりに家族で中華料理店に行ってきました。外食することは時々あるのですが、妻いわく中華料理は「塩分が多い」とのことで、最近は行くことが少なくなっていました。 家族の健康、とくに …
本の紹介 2023年9月9日 神様の作用は 小説の神様 相沢沙呼 講談社タイガ さて、「小説の神様」は存在するのでしょうか。私は最近、存在するような気がしてきました。 それも、一神教のような絶対神ではなく、人それぞれが持つ八百万の神様のようなものが、あるのかもしれ …
医学 2023年9月2日 風邪とのつきあい方 風邪の効用 野口晴哉 ちくま文庫 2023年8月27日、次男の熱発を皮切りに始まった、我が家の新型コロナウイルス感染症。またたくまに三男、私、長男、そして妻と、一通り感染しました。やっと収束が見えてきたこの週末です。 発 …
仕事 2023年8月26日 明君に明臣あり。明臣に明君あり。 上杉鷹山 小関悠一郎 岩波新書 “為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり”という短歌。子供のころから何度も祖母に聞かされていました。上杉鷹山の作だそうです。 もう一つ、 “清水の 音羽の滝は 尽 …
本の紹介 2023年8月19日 書くことは生きること さみしい夜にはペンを持て 古賀史健 ポプラ社 私は今年1月から日記を開始しました。今もなんとか続けています。日々の思いや考えは失われやすいものですから、出来事よりは思いや考えを書き記そうとしています。 頭の中にふと現れる …