2021年2月24日 – 読書を通して考える

最近ちょっと、やらかしてしまったことがありました。 本を2冊購入したんですけど、2冊とも前に購入して読んだことのある本だったのです。つまりダブって購入してしまったわけです。 私は以前から読書リストをエクセル表で記録しています。最近買った2冊の本、読み始めると、なんだか前にも見たことがあるような風景でした。 そこで、前に買ってないかどうか読書リストで検索してみたところ、実は2冊とも購入して既に読んでいた本だったのでした。 買う前に確認しろ、という話かもしれませんが、買う時点ではまったく読んだ覚えはなくて、「面白そう」と思って、購入したのです。 ＊ でも今回また選んで読んでみたからこそ、新たにちょっとひっかかる点やピカリと光る点が見つかったということもありました。前回は見つからなかった部分です。 それは以前読んだときとは、境遇であったり付き合ってる人が違っていたり、ということも影響していると思います、。 こういう、いわゆる“ダブり購入“は、まあもちろんお金は無駄になるのかもしれません。そして2冊も手元にある本はどうしたらいいか分かりません。 誰かにプレゼントするにしても、本の好みなんて相手にもよります。そもそも、本なんてそうそう気軽にプレゼントするもんでもないと思ってます。 だけどこれは、なにか自分にとって潜在意識のなせる技と言うか、しかるべくして2冊買ってしまったんではないかと、まあ半ば思うようにして自分を慰めております。 本当に、そういった以前は気づかなかったところに、曲がりながらも今回気づくという点では、良いのではないかと思います。 ＊ 同じ本を再読するのもいいですけども、再読しようというきっかけに当たることも難しいわけです。再読しようと思う本は、たいてい良かったからそう思うのであって、内容はだいたい覚えています。 それはともかく、こういうふうに、「こんな本が読んでみたいな」と思って買ってみたら前も買って読んでいた本だった、前は気づかなかったけれども今回は気づいた点があった、というのも読書の一つの奇遇な所と言いますか、面白いところではないかと思います。 意外なタイミングで再読することになった本。そこからは、計画的再読では得られないヒットが見つかることもあります。 ＊ Amazon なんかで買い物をしていると、前に買ったことのある本を選ぶと、まぁそれはおそらく自分でも分かってるんですけども、「この本は何年の何月何日に購入しましたって」いうコメントが出てきます。気付かなくて、そういえば買ったなと思い出すこともありますが。 しかし、まさか Amazon さんといえども、Amazon 以外のネットや一般の書店で私が買った本を把握しているはずはなく、そういう場合にはダブって購入してしまうということもあるのかと思います。 ＊ 繰り返しになりますが、以前に読んだ時には気づかなかったことが、再読して気づかせてくれた、あるいは今は前とは別な境遇にあって、それでこそ気づいたことがありました。 それはそれで、なんだか以前にその本を読んだ自分と今の自分は違っているような気がしてうれしいものです。まあ、たんに忘れている、きちんと読んでいなかっただけかもしれませんが。 ともかく、そういうことを経験させてくれたということだけでも、この2冊買ってしまったということは決して無駄ではないと思います。 昼食の２、３食くらい我慢すれば全く元はとれます。

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日: 2021年2月24日

ダブり購入の弁明

まつけん