「めまい」を覚えるとき

2020年4月10日

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そして、探求の旅は始まった

4人の若者は光の戦士として

自らに与えられた使命の大きさと

待ち受ける波乱の運命に

めまいさえ覚えるのであった

(ファイナルファンタジーⅠ オープニングより)

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新年度となり、新しい生活や新しい仕事に突入した方もいると思います。これまでと全く異なる環境や、待ち受ける波乱の予感でまさに、「めまい」のような感覚を覚えている人も多いでしょう。

また、新型コロナウイルス感染症によって、これまでできていたこと、これから予定立っていたことに急激な方向転換が加わり、「めまい」を覚える方もいらっしゃるでしょう。

たしかに私も、入学したとき、働きはじめたとき、職場が変わったときなど、慣れない周囲の環境と人に圧倒され、「めまい」がするような感じもありました。

こういった「めまい」は自分が周囲に合わせて、必死に変わろうとしているとき、あるいは周囲の状況がめまぐるしく変わるときに起こるのだと思います。

さて、ふと振り返ってわが身を考えると、なんとなく仕事にも小慣れてきて(主観的には)、ちょっとの出来事ではビクともしなくなってきたような、あるいは日々押し寄せる雑事からくる軽い「めまい」をむしろ楽しんでいるような、最近。

これも恒常性というのか、我々はいつもと変わらない仕事の負担、日々の生活を望んでしまいます。

しかし、それはぬるま湯に浸かっているだけかもしれません。「現状維持は後退でしかない」とも言います。

少し、雑事をスイスイとこなして満足しているだけではなく、自らの使命や、新たな探求を見据えて、「めまい」を起こすような生き方も、ときには必要かと思います。

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